岡崎市議会 > 2000-02-21 >
06月08日-09号

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  1. 岡崎市議会 2000-02-21
    06月08日-09号


    取得元: 岡崎市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-19
    平成12年  6月 定例会             午前10時1分開議 ○議長(中根勝美) 出席議員が定足数に達しておりますので、ただいまから会議を開きます。 本日出席を求めた理事者は、市長初め関係職員であります。 なお、本日の議事日程は、お手元に配付の印刷物により御承知願います。-------------------------------------- ○議長(中根勝美) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、議長において、4番 木全昭子さん、37番 伊奈秀兼君の御両名を指名いたします。-------------------------------------- ○議長(中根勝美) 日程第2、議会運営委員会委員の指名を議題といたします。 本件につきましては、1番 中根 薫君から議会運営委員会委員の辞任願が提出されましたので、議長において辞任の許可をいたしました。 なお、このほかに議会運営委員会委員は現在1名欠員となっており、中根 薫君の辞任により2名の欠員となります。 よって、後任の議会運営委員会委員に13番 大川時男君、24番 澤田貞二君の御両名を指名いたしたいと思います。 これに御異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) ○議長(中根勝美) 御異議なしと認めます。 よって、13番 大川時男君、24番 澤田貞二君の御両名を指名することに決しました。-------------------------------------- △鈴木雅子議員の質問 ○議長(中根勝美) 日程第3、一般質問を行います。 あらかじめ定めた順序に従い、質問を許します。3番 鈴木雅子さん。     (3番 鈴木雅子 登壇) ◆3番(鈴木雅子) おはようございます。 今議会より、質問時間20分となりました。しかしながら、質問回数は3回と制限があります。十分な議論の交換には大変な障害ですけれども、御答弁漏れのないよう、3回きっちりお答えいただきますことを心からお願いいたします。 通告に従いまして質問を行います。 1番、商店街活性化、地場産業支援について。 (1)空き店舗活用事業です。現在行われている空き店舗活用事業の利用実績をお示しください。店舗数、それぞれの家賃補助金額、自己負担の金額をお示しください。空き店舗事業が始まってから3年目になりますが、この効果についてお示しください。 富山市では、空き店舗となった大型の眼鏡店を1坪ずつ区切り、やる気のある若者に1年間の契約で1区画月1万円で貸しています。3年目を迎え、40名がチャレンジし、21名が独立しました。その際にも、同じ商店街に出店する場合は、改装等に商工会とともに700万円の補助を出しています。手づくりの洋服を出す人、南米やアメリカの小物を直輸入している店など、若者たちの自由な発想と行動力で活気が出、周囲の老舗の方も、自店への利用はふえてはいないが、若者が大型店でなく商店街を歩くようになったと、その効果を語っています。年間予算は、商店街と折半でおよそ400万円です。 富山市が現在のところ成功している大きな理由は、行政が本気になって商店街の活性化援助の手を伸ばしているところです。例えば、職員課の予算で商工課の職員3名が中小企業診断士の資格を持っており、出店した若者たちに月1回の経営指導をしています。本当に商店街に根づいてほしいという行政の思いが形になって支援されているわけです。岡崎市では、商工労政課に、また職員の中で中小企業診断士など支援のできる資格を持つ職員がいるかどうか、また現在の空き店舗事業の問題点をどう改善していこうと考えているか、お答えください。 (2)中心市街地活性化策についてです。3月の全員協議会で発表された中心市街地活性化計画にある空き店舗運営、大型店舗空き床有効活用事業の計画はどのようなものか、お示しください。 この中心市街地、特に高層住宅やホテル、イベントホールなどが計画されている拠点整備事業の地域ですが、ここに隣接するセルビ、松坂屋、メルサ、シビコは、昭和44年から岡崎市が15億の公費を投入して行った再開発事業の際、キーテナントとして誘致した大型店舗です。30年たった今、ジャスコは撤退、セルビは2階と地階を閉鎖、当初、岡崎市共同ショッピングセンターとしてできたレオ-現在のクレオは、1階、2階を松坂屋に譲り、その松坂屋も撤退するとのうわさの絶えない状態となっています。 今回の計画の中に、中心市街地空洞化の原因をこう挙げています。郊外型大型店の立地等の多様な商業立地が進みつつあり、それらとの競合状況の中で、また中心市街地に立地していた大型店舗が相次いで撤退や郊外展開を行う状況にあるということです。昭和55年、カーマホームセンター出店以降、無秩序な大型店の出店を野放しにし、現在では売り場面積比で62%、ことし戸崎町のイオン岡崎ショッピングセンターが開店すれば、何と70%を超えるという大型出店率、この状態について市長の責任が重大ではないでしょうか。見解をお伺いいたします。 ジャスコ岡崎店が昨年3月、中心地から撤退したときも、市長は何ら手だてを打たれなかったのではないでしょうか、お答えください。 商店街の多くの皆さんが、有料の駐車場の問題を挙げています。活性化計画の中での駐車場についての対策はどうなっているのか、お答えください。 (3)地場産業、繊維リサイクルについてです。昨年、岡崎市の繊維青年クラブ作成のVTR「繊維転生」のプリンセスリサちゃんを拝見しました。岡崎市の繊維リサイクルは日本に有数のものであり、軍手の生産においては全国の生産額の30%を占め、岡崎市の残された地場産業の一つでもあります。 ところが、近年中国からの安い製品に押され、今や風前のともしびといっても過言ではありません。軍手は、工場だけでなく、内職などで多くの市民の皆さんがこれに携わっています。その糸を生産する紡績会社も、廃業や倒産でほぼ3分の1となり、市長地元の奥殿も、かなりの工場が閉鎖しているのは御存じのことと思います。 この地場産業を市長はどのように守るお考えか、お聞かせください。 日本ほどセーフガード-輸入規制のない国はないと言われています。市長は国に対して、セーフガードの発動を要望されたことがありますでしょうか、お答えください。 2、子育ち支援、ゆとりある教育。 (1)子供を巡る事件についてです。昨今、子供たちの起こす事件が命を奪うような形に悪化していることについて、これはある特定の地域の問題ではないと思います。教育長は、これがどこに原因があり、今の子供たちを守るために学校教育の中でできることはどういうことであるかとお考えでしょうか、お答えください。 子供たちのゆとりとして、人数のゆとり、時間のゆとりについてお伺いします。学年ごとのクラス編制で30人規模から40人になったときに学級崩壊がより起こっている、こういう文部省の調査報告が出されました。岡崎市においてこれに該当するクラスは、今年度何学級ありましたでしょうか、お答えください。 文部省協力者会議は、40人学級の基準は変えないものの、親や教師の30人学級を求める強い声に押されて、都道府県の裁量で40人を下回る学級編制も可能とする提言を出しました。これを受けて教育長は、県教委に対し30人学級の実現を要望されるかどうか、お伺いいたします。 名古屋での5,000万円恐喝事件のあった中学校は、学級数27、生徒数1,000人を超える過大校です。生徒が多くなるほど目の届かない部分もふえ、十把一からげの教育となりがちです。愛知県下では、生徒数1,000名を超える中学校が7校あり、そのうち3校が岡崎市内の中学校です。過大校の解消について、また過大校において教師の加配やチームティーチングなど特別の配慮が必要ではないでしょうか。マンモス中学校にどのように対応されてきたか、お答えください。 時間のゆとりですが、子供たち、とりわけ中学生は、大変毎日の生活にゆとりがありません。家族の会話もない、いつも何かにいら立っているというのが、多くの親から上がっている声です。時間のゆとりの持てない原因の第1が部活動です。 お尋ねしますが、岡崎市の中学校の場合、子供たちは部活動を含めて何時間くらい学校に拘束されていますか。 また、教育委員会としては、朝練、夕練、夜練、土日の部活動に対してどういう指導をされていますか、お答えください。 先月、文部省の協力者会議は、部活動を強制するべきではない、つまり部活動の希望参加制を進めるよう、この旨の提言を出しています。岡崎市では、部活動で全員参加制をとっている学校がほとんどだと思いますが、これについて教育委員会の見解をお示しください。 (2)子供の居場所づくりです。岡教組の出されている機関紙の中で、部活の希望制に対して、保護者が35%とやや消極的な意見が出されているのは、「部活動をやっていれば安心」という思いがあるからです。しかし、それは、中学生あるいは高校生が、授業後や休日に自分の趣味を生かしたり、文化、芸術をみずから享受したり発信したりする居場所がないことにもあるのではないでしょうか。 東京都杉並区にある青少年センター「ゆう杉並」という施設には、体育館、スタジオ、談話室、学習室、ビデオ鑑賞室などの施設を備え、学校帰りや休日を過ごす子供たちの憩いの場になっています。自分たちで運営し、問題があれば、必ず子供たちの中で話し合い、解決していきます。子供たちにできるはずがないということではなく、子供たちの可能性を信じ、子供たちの趣味や興味を伸ばす指導員が配置されています。これが子育ち支援です。 岡崎市では、中高生向けの施設がありません。これについて市長はどのようにお考えでしょうか、お聞かせください。 3、南部地域のまちづくりについてです。 (1)JR岡崎駅周辺のまちづくりです。今、都市施設建設課で出しているパンフレット、この「JR岡崎駅周辺まちづくりプラン」というのですが、この中に歩行者重視のストリートというのが、以前ののんき横丁と重なるように計画をされています。この説明を見ますと、「身近な買い物や飲食などに訪れる人々でにぎわいがあり」とあります。買い物や飲食をするには、商店が必要です。このストリート沿いの商店街づくりの進捗状況についてお答えください。 また、シビックコア計画の南の拠点として産業文化会館があります。この計画はどうなっているのか、お聞かせください。 区画整理事業の中で、住民からは相変わらず、「いつ終わるのか」、「うちはいつかかるのか」、「生活設計が立たない」などの声が寄せられています。本年度の駅東区画整理事業の内容、また事業終了年度の予定についてお聞かせください。 (2)交通渋滞、交通安全対策です。イオン岡崎ショッピングセンターができ、シビックコアが完成すると、この二つの巨大施設から吐き出される自動車は、多くが羽根町交差点に集中します。現在でも、夕方や日曜日は渋滞しており、周囲の環境悪化も心配です。交通渋滞に対する対策はどうなっているのか、また交通量はどのように変化すると考えているのでしょうか、お答えください。 イオンが開店した場合、抜け道を求める車や入れない車で周辺道路は混雑します。小中学校の通学路にもなっているので、大変危険です。市は、イオンが開店後どういう指導をされていくのか、お答えください。 4、市営住宅建てかえについてです。 現在、土井荘周辺の下水道整備が行われています。市営住宅においても、当然下水道を接続する計画であると思いますが、まず住宅への接続は現状の建物のまま行われるのか、あるいは建てかえを行う計画か、お聞かせください。 建てかえを行う場合は、応募の停止、住民説明、仮住まい、解体、新築、移転などありますが、その年次計画をお示しください。 土井荘は、築昭和40年の木造平屋建ての住宅ですが、わずかですが庭もあり、住民は有効に活用しています。単身入居可能な面積、築後年数から大変安い家賃ゆえにお年寄り世帯も多く見えますが、お年寄りには引っ越しそのものが大変な作業です。できればこのまま余生を送りたいというのが大方の願いです。高齢者世帯の移転に関して特別な配慮がされますか、お答えください。 また、新築されれば、当然家賃は値上げとなるはずですが、これへの対応をお示しください。 以上で、第1質問を終わります。     (3番 鈴木雅子 降壇) ○議長(中根勝美) 経済部長。 ◎経済部長(安藤茂) 議員の質問が早口で、ちょっとよくわかりかね、私も余り回転がよくないものですから、ピントが外れておりましたら、また2次質問なりで聞いてください。 まず、空き店舗の関係で、実績ということだと思います。平成11年度の実績で、中心市街地の4店舗で延べ2万1,000人ほどの来館がありまして、2,146万1,000円ほどの売り上げがあったわけでございます。また、本宿の方において行っておりますものについても、1,600人ほどの来館者があったというふうに聞いております。 それから、効果と問題点ということですが、この事業の実施によりまして多くの来館者もありまして、売り上げもあったと思っておりますので、今後は今まで以上に商店街との連携を図っていく必要があると。商店街のにぎわいを創出することまで進めていくようなことを考えております。 それから、中小企業診断士の資格を持っている職員ということです。これは、市の職員にはございませんけれども、事業の必要に応じまして、中小企業診断士に委託をして、実施しております。また、商工会議所にはこういった資格を持った職員もおりますので、その辺とも連携をとって対応しております。 それから、空き床を若い人に1坪ごとに貸すというような御質問があったと思います。大型店の空き床の活用は、中心市街地の活性化基本計画の中においても考えておりますが、その具体的な方法につきましては、今後商業者などのコンセンサスの形成が必要であるというふうに考えております。 それから、大型店が出ていったことに対する御質問もあったと思いますが、中心市街地の、市長の責任というより、その間市は何をしておったかというふうな質問にお伺いさせていただきますが、中心市街地活性化のために商店街が実施する共同事業など支援を行って、未来城下町連合といったような商店街連合組織の確立を図って、中心商店街イベントの実施、あるいは空き店舗活用事業など商店街が団結したまちづくりの取り組みなどの支援を行ってきております。また、平成12年3月には、中心市街地活性化基本計画を策定しまして、国の方へ提出しておるところでございます。今後とも商業者との連携を図っていきたいと考えております。 それから最後、繊維リサイクルに関係して地場産業の話があったと思いますが、これにつきましても、各事業、金融支援施策を実施するとともに、本年度からは不況業種対策としまして、借入利子への補助金などを行っております。また、商工団体の育成、商工団体が実施する共同事業への支援を通じまして、地場産業の支援を行うとともに、関係団体を通じたイベント開催などによる販路拡張、若手経営者の育成、異業種間交流事業などを実施しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(中根勝美) 教育委員会指導部長。 ◎教育委員会指導部長(梶尾長夫) やはり前任と同じようにたくさんの御質問がありましたので、落ちがありましたら、お許しをいただきたいと思います。 1番目の子供の健全育成に関してでございます。その問題発生の原因は多様であると考えております。子供を育てるのは、家庭と学校、そして地域社会でありまして、学校におきましても、以前にも増して家庭と地域との連携を密にしながら、子供の健全育成への取り組みを充実強化していかなければならないと考え、取り組んでいくところであります。 二つ目に、学級編制についての御質問であります。現在文部省は、平成13年度からの公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律の改正について、議員先ほど御紹介のありました調査会の報告を受けて、これから検討していくところでありますので、今後そのような動向を見守ると同時に、今後もこれまでと変わらないように、関係機関に改善のための働きをしていきたいと思っております 3番目に、過大校に対しての対応についてであったかと思います。過大校に対しては、加配等の対応によりまして、より多くの教師がかかわるように、県教育委員会とも連携をとりながら取り組んでいるところでございます。 四つ目に、部活動で何時間ぐらいやっているかということでございますが、これは、それぞれ学校が特色ある学校の経営をしながらしておりますので、一律何時間ということは申すことはできないと思います。しかしながら、常に先生方の過重負担、あるいは子供たちのオーバートレーニング等には十分留意しながら、しかも子供たちが意欲的に取り組む姿勢、態度というものを大事にしながら取り組んでいるところでございます。 5番目に、部活動の全員参加制についてであります。現在、クラブ活動は部活動に代替できるということになっております。もう1度申しますと、クラブ活動は部活動で代替できるということになっておりまして、全員参加制がほとんどでございますけれども、学校以外の運動的、文化的な活動に参加している生徒やその他の理由で申し出のある場合については、それについて十分考慮して、それぞれの学校で対応しているところであります。 以上です。 ○議長(中根勝美) 教育委員会管理部長。 ◎教育委員会管理部長(鈴木眞秋) 過大校の対応についてお尋ねでございますので、それについてお答えをいたします。 先ほど、岡崎市は過大校が3校という御説明がありましたが、岡崎市においては過大校は1校で、大規模校が2校でございます。 なお、これらの解消の方法といたしましては、学区の再編成という方法と分離新設という方法がございますが、いろいろ難しい問題もありますので、今後十分に調査検討してまいりたいと思います。 以上でございます。 ○議長(中根勝美) 社会部長。 ◎社会部長(武藤勝義) 中学生、高校生を対象とした居場所づくりの考えということで御質問でございます。 本市には、青少年などの健全育成施設として、青少年センター太陽の城がございます。ここでの個人利用や各種催しにおきまして、中学生、高校生の方の利用もいただいておるところでございまして、引き続き太陽の城におきまして、中学生、高校生も含めまして利用しやすい環境の充実に努めてまいりたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(中根勝美) 開発部長。 ◎開発部長(村井茂) 3番の南部地域のまちづくりについて、(1)のJR岡崎駅周辺のまちづくりについてお答え申し上げます。 御質問の駅東土地区画整理事業の事業内容につきまして申し上げますと、平成12年度には、道路施設約1,100メートルと建物の移転が48戸でございます。 次に、事業の終了時期につきましては、事業計画では平成16年度となっておりまして、事業計画期間内での完了に向けまして鋭意事業を進めてまいりたいというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(中根勝美) 建築部長。 ◎建築部長(岩田隆) 3の南部地域まちづくりについての(1)のJR岡崎駅周辺のまちづくりで、シビックコア地域の商店街はどのようになるかという御質問にお答えさせていただきます。 現在、岡崎駅東地区は、土地区画整理事業とともにシビックコア計画を進めております。この計画では、既に御存じのとおり、にぎわいの創出、魅力的な町並みの形成を目指しているものです。この計画では、地域の土地利用についても方針を示しておりますが、店舗、商店街は、駅前を中心に歩行者重視道路の周辺での立地を期待しているところです。この地域での商業施設は、大規模なものではなく、周辺の住民、駅の乗降客が利用するものが主体となるだろうと想像しておりますが、まちづくりは、地元の方々の考え方が非常に重要ですので、その調整を図りながら進めていく考えでおりますので、お願いいたします。 それから2点目に、産業文化交流拠点の計画はどうなっているかという御質問ですが、これにつきましては、現在のところ構想段階でございますので、具体的な内容は決めておりません。 続きまして、大きい4の市営住宅建てかえについての中で4点の質問だと考えております。 まず最初に、建てかえの年次計画はどうかという御質問ですが、市営住宅の建てかえ計画につきましては、良質な住宅の供給、快適な住環境の確保を理念に、建築年度が古く、耐用年数の経過した、周辺環境が変化し、老朽化の著しい住宅から建てかえ計画を進めております。 それから2点目に、市営住宅土井荘はどうだという御質問ですが、土井荘につきましては、周辺環境の急激な変化、住宅の老朽化、下水道処理の対象区域、団地を分断する安城幸田線の供用開始に伴う交通安全等の問題を考えますと、建てかえをする団地と位置づけ、建てかえ計画の準備をしております。 それから3点目に、高齢者の入居者への特別な配慮はないかという御質問ですが、建てかえの実施に当たっては、他の市営住宅へのあっせん、民間のアパートであれば、家賃の借上料、住宅の移転に伴う移転補償費、再入居の際、高齢者を低い階へ優先入居する等、配慮を行っております。 それからもう1点、家賃がどうなるかというお話だと思います。再入居時の家賃は、従前の家賃よりも新しい住宅の家賃としての差額を5年間傾斜措置で軽減しております。 以上でございます。
    ○議長(中根勝美) 市民部長。 ◎市民部長(鈴木和夫) イオン開店後の周辺の混雑緩和策、あるいは通学路の安全対策、指導についてお答えをさせていただきます。 まず、工事の関係で申し上げますと、南中学校北側道路を西の方へ行った県道岡崎幸田線の交差点に右折帯を設置しました。また、248号線の北進車のイオン入り口に左折帯を設置しております。また、イオン西側道路の改修は、既に工事は完了しておりまして、歩道の新設工事は、現在舗装を残すのみとなっております。 それから、現在工事が行われておるのが、南中学校北側道路は、幅7メートルに拡幅する工事を現在しております。今後、南中学校北側の歩道をかさ上げしまして改修する計画で、近日中に着工することとなっております。 それから、南中学校の西北交差点に設置してございます1灯式の信号機を横断歩行者用信号機交換するよう、公安委員会へ要望しております。横断歩行者用の信号機を設置することになれば、東側横断歩道を若干東側へ移動させ、東南と東北のガードレールを自動車が走行しやすいように移動させる予定をいたしております。 また、開店後発生する交通上の危険、あるいは障害については、警察署等関係機関とも協議をしながら、必要な安全対策を講じてまいりたい、このように考えております。 以上でございます。 ○議長(中根勝美) 環境衛生部長。 ◎環境衛生部長(鳥居良紀) 同じくイオン開店後に伴うところの交通渋滞等の対策でございますが、このイオン開店に伴う交通渋滞等、抜け道等の通行、これら生活環境保全上の問題につきましては、ことし1月に岡崎市とイオン興産株式会社との間に締結しました環境保全に関する協定書、これに基づきまして指導してまいりたい、このように思っております。 以上でございます。 ○議長(中根勝美) 3番 鈴木雅子さん。 ◆3番(鈴木雅子) まず、大型店の問題なんですが、6月に廃止となる大店法は、不十分ながらも、現在に比べれば、市が意見を述べる機会があったはずなんです。その際にも、市長は今まで、大型店の出店、あるいは撤退について何も言ってこられなかったのではないかと思うんですけれども、間違っていたら、お答えを下さい。 また、大型店の進出に対して自治体自身が、直接ではないんですけれども、こうした点では大きく関与しているということじゃないでしょうか。自治体が幹線道路を次々と整備し、郊外にニュータウンを造成し、都心部では大規模な再開発を手がけた。大型店は、そのような基礎整備を生かす形で次々と進出をしてきました。大型店を呼び込むような大型公共事業をせっせと行ってきた自治体が少なくなく、岡崎もその例外ではないと思います。その点では、まちづくりに対する市長の考え方、責任についてお答えをいただきたいというふうに思います。 それから、駐車場の問題です。現在、セントラルパークビル、松坂屋、レオの3店舗が、3,000円以上の買い物で3時間無料となりました。これによってお客さんが若干ふえたと、ある店舗の方がおっしゃっていました。駐車場対策は必須課題です。魅力のあるまちづくりと同時に、来客を運ぶための手段、駐車場の整備は欠かせないと思います。例えば、民間駐車場に対して固定資産税を減免する、あるいは駐車場に補助をする、こうした手段によって、消費者にも使ってもらえる駐車場をつくらないようでは、活性化計画、集客はできないんではないでしょうか。 今の計画の中にある公園の地下に駐車場をつくるのとか、あるいは西康生通りをまたいで業務用の駐車場を借りる、こういう計画のようですけれども、これでは恐らく買い物客は利用しない、不便だからです。民間の業者も含めて、駐車場料金を利用者に使いやすくするため、どうしたらいいのか。そのためにどれぐらい経費が必要なのか。また、どの程度地元に負担してもらわなければいけないのか、お願いをするのか、試算をしたことや、あるいは民間の駐車場の経営者とお話し合いをされたことがありますでしょうか、お答えください。 それから、今、セーフガードについての御答弁がありませんでした。もう1度お聞きしますが、軍手だけではなくて、ニット製品や石製品、こうしたものの地場産業が立ち行かなくなってきている。その原因が、外国からの超廉価な商品の輸入によっている。政府は、自国を守るためのセーフガードを要望する業者の声を聞かずに、アメリカには輸出制限をされながら、中国やアジアからはどんどんと輸入を受け入れている。こうしたアメリカの言う言うなりの政治を続けてきた自民党政治のあり方で、岡崎だけでなく、日本じゅうの地場産業が各地で消えつつあるという状況です。地場産業を守るため、今からでもまだ遅くありません。政府に対して市長は、セーフガードを強く要望するべきではないでしょうか、お考えをお聞かせください。 それから、今の支援策の中で、交流事業だとかいろいろあったんですが、なかなか具体的ではないんです。せっかく繊維センターという大変貴重な建物を持つわけで、市町村で繊維試験所を持つというのは、岡崎と京都のみというふうに聞いています。それほどまでに繊維を守る立場に立つのであれば、単に試験を行うだけではなくて、繊維業界再生のための、例えば情報提供ですとか、繊維の改善のアドバイスですとか、業者と同じ目線で行政が支援する、こういう体制を繊維センターの中でとっていくべきではないでしょうか。もちろん、そのための職員配置も不可欠だというふうに思います。いかがでしょうか、お考えをお聞かせください。 それから、子育ち支援、ゆとりある教育、部活動の件です。いつでも教育委員会は、問題については多様性があると。家庭、地域、学校の連携をとると。これ、具体的にはどういうことなんでしょう。学校と地域が連携をとるということは、どういうことですか。地域の人たちが、学校の生徒に対して、社会の中で、町の中で目を光らせろということですか。このことがいつも言葉の中で出てくるんですが、具体的にどういうことなのか、お示しをいただきたいというふうに思います。 それから、30人から40人への増大をするという問題で、確かに……。ごめんなさい。これ、数字についてお答えがありませんでしたので、急に学級がふえるということに、学級数、お答えをいただきたいと思います。 それとあわせて、小学校では30人程度だったんですが、中学校になると40人近くの学級になる、これが2倍ぐらいあるんですね。ですから、中学校に入ると同時に、クラス規模が急に膨らむ、このことも子供たちには大きなカルチャーショックではないかというふうに思うんです。特にマンモス校などにおいては、この傾向が強いんですけれども、今の過大校の解消について、今後の検討ということで、その前にまずやれることが、学校をつくれということではなくて、独自の先生の加配ですとか、あるいは空き教室を利用してクラスを二つに分ける授業ですとか、何とか子供たちに目の行き届く教育をできるのではないかというふうに思います。 今言いましたけれども、1,000人を超える学校というのは、言いますけれども、平成11年の学校基礎調査で、半田市が2校、それから岡崎が南中と竜海と矢作北中学校、それから緑区の例の扇台中学校と豊田市の増富中学校です。この7校が1,000人を超える学校だと思いますけれども、その中の三つが岡崎だというふうに思います。御確認を願います。 それから、部活動について、学校の特色を重視するのはいいんですけれども、部活動の実態について教育委員会は調査をされましたでしょうか。朝練がいつ始まっている、夜練があるのか、土日の練習がどうなっているのか、調査をされたのか、お聞かせをいただきたいというふうに思います。 豊橋市では今度、第2次教育改革で部活動の希望制を進めることを提言しています。それから、子供たちの発達に合わせた「部活動の手引」、こういうのをつくる計画でもおられます。岡崎市においても、教育委員会が子供たちの発達に合わせた部活動という立場から、手引をまず示すべきではないでしょうか、お考えをお聞かせください。 それから、南部のまちづくりのことですが、今平成15年の完成というお答えがありました。これは、シビックコア地区整備計画の予定でしょうか。シビックコア計画、あと4年です。南側の拠点整備もそろそろ計画段階になると思うんですけれども、この産業文化会館、あるいは産業文化交流拠点、これが駅前にとって、住民にとって、駅を訪れる人たちにとって、要するに市民にとってどういう役割を果たす施設となること、そういうことを想定しておられるのか、お聞かせください。 それから、イオンの交通の問題です。平成10年8月にイオン興産が行った交通量のシミュレーション、これによりますと、現在電車通りを南側へ向かう車が毎時328台、それから開店後新たに毎時300台の車を流そうと、倍になるわけですね。これで周辺道路はますます混雑して、中に住む戸崎町の住民の人たち、出るに出られず、陸の孤島になるんではないかという声も上がっています。これに対して、今市民部長がお答えになった数々の対策で大丈夫なのか、渋滞がどの程度緩和されるのか、周辺道路には全く、生活道路の中に、このイオンから出てきた車、入る車が通過できないようにすることができるのかどうか、その点からお答えをいただきたいと思います。 それから、土井荘の建てかえについてですけれども、家賃のことはまた後ほどお聞かせいただきたいというふうに思います。 では、土井荘の人たちに対していつから説明に入るのか、その時期についてお知らせいただきたいと思います。 ○議長(中根勝美) 経済部長。 ◎経済部長(安藤茂) 繊維センターに関しての2点の質問があったと思います。 地場産業の拠点としたらどうかというような御意見ですけれども、本市の地場産業であります繊維は、再生の繊維が中心でありまして、中小企業が多くて、繊維センターとしては、製品の品質向上や生産性の向上及び商品取引等に必要な各種の試験、検査、相談に応じているところでございます。したがいまして、現状では、これ以上の経営指導とか技術指導などについては難しいじゃないかというふうに考えております。 それからもう1点、国に対しての要望のことがあったと思います。輸入のことにつきましては、国家的な判断でございまして、個々の業種により原料の海外依存や製品そのものを輸入したり、卸機能も有しておりまして、また製品により海外輸出とも関連することもございますので、一概に判断することは難しいじゃないかというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(中根勝美) 教育委員会指導部長。 ◎教育委員会指導部長(梶尾長夫) 初めの学校、地域と家庭との連携についてであります。私どもは短絡的に、目を光らせるというようなとらえ方は全くいたしておりません。子供たちとの触れ合いを大切にする中で、保護者の方々の悩みを的確にとらえられるように、あるいは地域の方々が学校にどのような願いを持っておられるか、そのような願いを取り入れながら、そしてかつ学校の活動の中でそれらを生かしていくという形で考えておるところでございます。 二つ目の1学級当たりの平均児童数、生徒数でございますが、本年度平均的な計算でございますけれども、本市におきましては、小学校では平均的に31学級、32.5人、生徒数36.6人でございます。そして、学級減になった学校は、小学校で6校、中学校で2校、逆に学級増になった学校は3校ございます。 それから、部活動の調査と手引の作成についてであります。本市におきましては行事・部活動研究委員会というものがございまして、毎年それぞれの課題、テーマを持って調査をしたり、研究をしているところでありますので、今後もその機関を通して研究検討をしてまいる所存でございます。 以上です。 ○議長(中根勝美) 建築部長。 ◎建築部長(岩田隆) 再度の御質問で、産業文化交流拠点はどのようなことを考えているかという御質問です。先ほどお答えした内容で変わりはないわけですけれども、駅前でございますので、施設利用者、駅利用者等の集まり、憩いを支援する施設整備を行って、地域全体のにぎわいを形成することを目指す施設にしたいなとは考えております。 それから、4の市営住宅について、入居者の説明はどのようにして行っていくか、時期はどうだという御質問ですが、現在の時点、まだ計画の準備段階でございますので、入居者にまだ説明会の予定はつくっておりませんが、案ができれば、早いところ説明していきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(中根勝美) 市民部長。 ◎市民部長(鈴木和夫) イオンの関係で、周辺道路、生活道路の交通の混雑緩和策についてでございます。要所要所に交通整理員を配置するよう指導いたしておりまして、先ほども申し上げましたとおり、開店後に発生する交通障害については、関係機関と協議をし、必要な安全対策を講じてまいりたい、このように考えております。 ○議長(中根勝美) 市長。 ◎市長(中根鎭夫) 私は、おおむね各担当部長がお答えさせていただいたので、十分だと思っておりますが、お聞きしておりますと、たびたび「市長はどう思っておるか」、「市長はやったか」、こういうことでございますので、私からお答えせざるを得ない分野がございますから、率直に申し上げておきたいと思います。 議会におきます一般質問の形態におきましても、私は二つのパターンがあると思います。いわゆる結果責任追及型ということでございまして、市長は一遍も運動したのか、やったのか、こうなったのは市長の一切の責任だ、こういうことでございます。もう一つは、提案型、提案発想型、こういうことをしたら、もっと岡崎市がよくなるんじゃないか、こういう提案発想型もたびたびあるわけでございます。この提案発想型は、私はお迎えするわけでございますが、いわゆる結果追及型、これを聞いておりますと、すべては一切市長の責任だと。しかし、私が勝手にやったことが何かありますか。議会で御理解を得た上におきましてやっておるわけでございます。これらの関係を全く無視されまして、出たものは全部市長だ市長だ、こういうことでございまして、この辺の問題というのが、本当に有識者がどのようにとられるか。私は非常に恐ろしい一つの戦法であろうと思うわけでございますから、ここでこの問題に言及せざるを得ないということでございますから、申し上げておきたいと思っております。 都市開発がすべて市長の失敗であったということでございます。なるほど、法務施設の跡地、全国再開発第1号をやられました先輩の市長や議会の方々がやられました。これが一世を風靡する大きな仕事でありながら、これがだんだんと結果的に今中心市街地の陳腐という問題が起きていることも事実でございます。しかし、これらの問題等に対しまして、私や多くの議会の皆さん方は本当に手をこまねいておったでしょうか。全国で初めてでございますが、公害防止協定の中におきまして、大型店舗から産廃まで全部これを取り込む、こういう全国でもない行政、しかも御協議を申し上げ、御賛同を得まして、市の条例として採択させておいていただいているのではなかろうか、こういう問題をいま一度考えていただきたいと思うわけでございます。 そしてまた同時に、政府に要望したか。要望すればいいという問題であるでしょうか。私たちは、やはり一つの問題の中に、多くの市民の中には、この問題に対しまして是という考え方と否という考え方もなきにしもあらずでございます。我々市長が、これを大上段にかぶって、時の政府に要望するということはやぶさかではございませんが、原則的にそれは、議会の各会派の皆さん方が御了承いただくものでないと、市長の勝手な行動となるわけでございます。勝手な行動ができるのが、図らずも私は、あの皆さん方が一番好きなお国でございましょうと思います。 以上申し上げまして、私の答弁にかえます。以上。 ○議長(中根勝美) 3番 鈴木雅子さん。 ◆3番(鈴木雅子) 私の今回の質問をよく聞いていただきますと、提案を幾つかさせていただいております。もちろん追及もさせていただいておりますけれども、なかなか市長のお耳には届かないようだというふうに理解をしています。 それから、活性化計画の中で、3年後の実施計画、計画実施を待たずしても、空き店舗と駐車場の問題についてはすぐに手の打てることがあるのではないかと思います。これについては、早急になさるように要望いたしておきます。 それから、結局、今市長言われましたが、大型店の問題も、輸入規制のできない問題も、大もとにはアメリカ追従の日本の外交姿勢にすべて問題があるわけで、自治体に力がないといいながら、いわゆる市長、あなた方のグループたちがこういう外交を続けてきた結果、日本の地場産業をつぶし、小売店、商店街をつぶしてきたのではないでしょうか。私たちは、新たに今回提案をさせていただいております。 それから、学校経営についても、まず部活動の時間ですね。子供たち、朝6時半前に家を出て、帰り、学校が終わって帰るのが7時近くになるんです。12時間以上拘束されている。このことについてまず調査をしてくださいということなんですが、調査されたか、それから今後調査される予定があるかどうか、お答えを願いたいと思います。 それから、繊維の話ですけれども、これ以上やらないということは、繊維産業と一緒に繊維センターも無用になるというふうに私は理解をさせていただきましたが、いかがでしょうか。 ○議長(中根勝美) 市長。 ◎市長(中根鎭夫) これも言わなくてもいいことですが、「あなた方のグループだけが」云々という、こういうばかなことができますか。いや、日本政府の議会には共産党の方々もお見えになるでしょう。議会が大多数で決めたことというのは、聞かざるを得ないんじゃないですか。岡崎の市議会もそうでございましょう。「あなた方のグループ」って、一体どういうグループを指しておられるんですか。こういう問題を本会議でおっしゃるから、私はこう言うんですよ。 以上。 ○議長(中根勝美) 教育委員会指導部長。 ◎教育委員会指導部長(梶尾長夫) 調査についてのかかわる御質問でございましたが、先ほど申しましたように、本市におきましては、行事・部活動研究委員会等がありますので、こちらの方で検討してまいりたいと考えております。 ○議長(中根勝美) 経済部長、答弁はありませんか。 ◎経済部長(安藤茂) 「繊維センターは不要と考えていいですか」とおっしゃったような気がしますけれども、繊維センターは不要というふうには考えておりません。 以上でございます。 ○議長(中根勝美) 暫時、休憩いたします。             午前10時49分休憩-------------------------------------- △柳田議員の質問              午前11時再開 ○議長(中根勝美) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 5番 柳田孝二君。     (5番 柳田孝二 登壇) ◆5番(柳田孝二) 通告に従って質問を行います。 最初に、中心市街地活性化基本計画についてであります。 岡崎市は、平成10年7月に施行された中心市街地活性化法を活用した「中心市街地活性化基本計画」を発表いたしました。対象地域は、康生地区を中心に、北は八幡町、南は国道1号線以北地域内に岡崎公園を含む66ヘクタールの範囲です。事業の展開として、おおむね5年以内の実施を短期、それ以外を長期と分けました。今回新聞で発表された事業展開の主たる施策は、大規模開発が可能な公有地の存在する郵便局跡地、流水プール、城北保育園、保健所、市営駐車場周辺を再活性化拠点整備計画地域と位置づけ、ここに中心市街地としての集客力拠点を創出し、その波及効果により周辺既存施設が次第に再構築されていくように促すというものであります。公共施設主導施設として、イベントホール、物産センター、バスターミナル、生涯学習センター、民間主導施設としてウエルネス増進施設、文化・学習施設、ホテル、アミューズメント施設、情報サービス施設、集合住宅などが提案されております。 日本共産党岡崎市議団は、全国の商店街の衰退や空洞化は、深刻さを増しており、中心市街地に限らず、商店街活性化のための支援は当然だと考えています。規制緩和礼賛の大合唱の中で、大店法が廃止され、大型店の今後の出店も予想されます。こうした情勢の中で、巨額の税金を投入しても中心市街地に客が戻るとは限らず、中心市街地が活性化する保証はありません。岡崎市基本計画には、「大規模開発が可能な公有地を活用する」と明記され、従来、ゼネコン、大企業奉仕と批判された手法を掲げていることは問題です。中心市街地を単なる買い物空間としてのみとらえるのではなくて、さまざまな生活機能が集積した複合空間として再生していくことによって、活性化を図るべきであります。単に立派な箱物をつくれば活性化するという従来の安易な発想に流れれば、問題は生じます。ハードよりソフト重視の方向こそが時代が求めているものです。中心市街地を活性化させるには、何よりも地元商店街と地域住民の営業と暮らしを守り、発展させる立場から進めることが重要です。そのためには、まちづくりの計画策定段階から、情報を公開し、地元業者、住民参加、参画による合意づくりを重視するとともに、住民、自治体負担ばかりが増大する大手資本主導、住民不在の開発にならないようにするべきであります。 (1)拠点整備計画です。 ①拠点整備事業の総予算はどのぐらいの見積もりか、そのうち岡崎市の負担分はどのくらいになるのか。 ②拠点整備計画はおおむね5年以内に着手とのことですが、基本計画、基本設計、実施設計、工事開始、終了などの事業スケジュールをお示しください。 また、拠点整備計画で提案されている施設はたたき台的な位置づけなのか、変更や追加ができるのかどうか、お答えください。 ③拠点整備計画の目的の一つが、この地域へ集客力を増大させることにあるとのことですが、現在集客力がどのくらいであり、拠点施設完成後にはどのくらいの集客力にしようとしているのか、お答えください。 ④バスターミナルについてです。名鉄東岡崎駅ターミナルと、康生地域に今回提案されておりますターミナルとの関連について、また、ここにつくる目的などをお答えください。 ⑤ホテルについてです。民間主導の施設とのことですが、ホテルの部屋数など、集客力はどのくらいとお考えか。また、公共はどのくらいかかわるのか、土地を貸すだけなのか、建物を公共でつくり、それを貸与するかなど、お答えください。 ⑥情報サービス施設。岡崎市では、情報ネットワークセンターという情報サービス施設があります。今回提案されているサービス施設とネットワークセンターの機能の違い、市民ニーズからこの施設の必要性について御説明ください。 (2)住民参加のまちづくりについてであります。 基本計画が発表されてから、地域住民や商店街関係者から、「説明がないじゃないか」など、住民合意を形成していく上でさまざまな苦情、率直な意見が行政に届いていると思います。地域住民への説明は昨年12月に初めて連尺学区の総代に実施されたと聞いております。先ほど申し上げたように、住民合意は大前提です。関連する康生地域には、商店街が10、会員数358、町内会が連尺学区の関係分を除いたとしても16町内、1,691世帯があります。こうした商店街や町内の合意形成のため、どのような努力がされてきたのか、基本計画を国に提出することし3月までに、関係団体、町内会に説明はされたのかどうか、お答えください。 (3)プール、保育園などの既存業務の継続についてであります。 今回提案されている整備計画エリア内には、市内で初めて延長保育を実施し、共働きの家族を支えてきた城北保育園や多くの幼児、児童などに親しまれているスポーツガーデン、流水プールがあります。こうした機能についての存続について、どのようにお考えか、お示しください。 郵便局の業務の継続については、私は3回、一般質問をさせていただきました。市長は、この地域に郵便業務の継続は必要だと答弁をいただいております。そろそろ結論を出すべきではないでしょうか、進捗状況をお示しください。 (4)郵便局北線拡張についてであります。 拠点整備計画の関連、特にバスターミナル建設との関連で、郵便局北線の拡張が進められております。旧郵便局の北東交差点を起点に、伊賀川、248号線に向けて西に走る道路を拡張する工事です。事業の概要、進捗状況、工事完成年度など、今後のスケジュールについてお示しください。また、道路拡張に伴い、現況道路を最高2メートルかさ上げすると聞いております。このかさ上げは車の出入り、排水など、地域の人たちの生活上、大きな負の影響を与えます。せめて現況の生活環境を維持するという点から、どのような対策を考えているのか、お答えください。 大きな2番、巡回バスについて質問いたします。 (1)コミュニティーバス実験運転の発展方向についてであります。 私ども市議団は、かねてより巡回バスの実施を求めてまいりました。97年8月には、交通シンポを私ども開催をし、その議論に立ち、議会で、中学校単位で巡回バスなどを走らせ、公共施設などへの足の確保を図るという点から、この巡回バス実施を提案をいたしました。この間、西三河の各自治体では、知立、碧南、刈谷、高浜、幸田、三好、足助などが巡回バスあるいはコミュニティーバスを走らせ、住民に親しまれてきています。岡崎市では、今年度の予算で中心市街地を中心にしたコミュニティーバスを実験的に走行させる計画でありますが、その時期、走行順路、乗客定員、バス業者の選定など、事業内容、実験内容についてお示しください。 また、この実験を今後どのように発展させていくのか、お示しください。 (2)市民病院へのシャトルバスについてであります。 市民病院がオープンし、1年半が経過をいたしました。病院オープンに当たり、当市議団は、足の確保は必要だ。東西南北からの足の確保を行うべきだと意見を述べてまいりました。現在、病院までのバス路線は、従来の路線に加え、大樹寺バス停を出発し、岡崎北高、稲熊を経由し、病院に至るものと、美合駅を出発し、大平を経由し、病院に至る路線が新設され、一定の努力はされたものと理解をしておりますけれども、私ども市議団には、「JR駅から市民病院に行くのに不便だ」、「パスカードで市民病院の往復をすると10日で失効してしまう。通院費と医療費で1日千数百円消費する。不便なところなので何とか専用バスぐらい運行できんだろうか」と声が寄せられており、引き続き市民病院への足の確保、充実は課題であると考えております。 私ども市議団では、その解決の方法の一つとして、東岡崎などからシャトルバスを走行させることを提案しております。市民病院への足の確保充実のため、どのようなことが検討されてきたのか、また、シャトルバスは検討されたのかどうか、お答えください。 3、旧市民病院の跡地利用について質問いたします。 (1)進捗状況と施設の絞り込みについてです。 現在、取り壊しの進んでいる旧市民病院の跡地整備がことし12月までには完了し、更地となります。フェンスでその後を囲んで管理すると聞いております。跡地利用については、既に検討委員会で「健康・交流・にぎわい」を基本概念として絞り込み作業が実施されています。絞り込み作業の進捗状況と終了時期についてお答えください。 また、解体終了後、更地のままフェンスで囲いをするということでありますけれども、この地域は商店街もあり、住宅地もあるということで、長期にフェンスで囲ったままということは適切でありません。早く建設することが前提でありますけれども、場合によっては暫定利用も考える必要が出てくるのではないでしょうか。今後の建設スケジュール、暫定利用についてお考えをお示しください。 4、市長の政治姿勢について伺います。 感謝状贈呈の考え方と現状についてです。市長が市民や団体などを表彰する顕彰制度が岡崎にあり、条例で規定をされております。ところが、同じく市長名で発行される感謝状については、その定めがありません。各担当部署の判断で贈呈されると聞いております。市長名で贈呈される感謝状でありますから、正確な事務と適切な判断のもとに贈呈をされなければなりません。感謝状贈呈について、お尋ねいたします。感謝状贈呈先の個人や団体はどのように決定されるのか、感謝状贈呈の基準、また審議はどうなのか、感謝状の条文はだれが起草するのか、贈呈の方法など、現状をお示しをください。 ことし2月21日付で創価学会名誉会長の池田大作氏に市長は感謝状を贈呈しております。「感謝状 財団法人民主音楽協会創立者池田大作殿 あなたは、昭和39年以来、長きにわたり幅広い芸術文化活動を通じて本市の音楽演劇活動促進と芸術文化の振興に多大な貢献をされました。よって、ここに深く感謝の意を表します」という内容であります。この関連で質問いたします。 この感謝状の民主音楽協会の創立者は池田大作氏なのか、池田大作氏が39年以来、本市にどのような音楽演劇関連の貢献をしたのか、具体的にお答えください。感謝状の条文はだれが起草し、感謝状贈呈はどのように行われたのか、感謝状贈呈は岡崎市が持ちかけたものなのか、あるいは自薦、他薦で行われたものなのか、お答えください。 以上で第1質問を終わります。     (5番 柳田孝二 降壇) ○議長(中根勝美) 企画部長。 ◎企画部長(鳥田晃) それでは、御質問が多岐にわたっておりますが、まず1番の中心市街地の活性化計画についてお答えをいたします。 これはこの3月に国に提出させていただきました活性化基本計画、これの前提としての実現に向けての幾つかのお尋ねだという内容で理解しておりす。現段階で総事業費あるいは市の負担というようなお尋ねがございますが、これは現在、中心市街地活性化計画の整備計画には集客性の高い施設、これを公共主導施設あるいは民間主導施設に分類して提案をさせていただいたものでございまして、当然ながらこれらは素案であり、決定ではないと、当然住民の方あるいは関係者の方々あるいは議会の御理解のもとに、これらは事業化を進めていくということで、平成12年度におきましては、これの事業化に向けて企画部の中で4月から中心市街地対策室を設け、これらの事業化に向けて検討している段階でございまして、このような状況でございますので、御理解いただきたいと思います。 それから、バスターミナルの関係の計画と東岡崎の関係でございますが、これにつきましては、東岡崎のバスターミナルとの相互の機能を補完し合ったバスターミナル構想ということで、これも提案をさせていただいておるところでございます。 それから、ホテルの関係もございましたが、先ほど御説明させていただいたとおりでございますので、御理解いただきたいと思います。 情報サービスセンター施設とネットワークの関連のお尋ねがございましたが、情報ネットワークセンターは、当然ながら行政情報を中心として発信基地として考えていきたい。また一方、拠点整備計画の中では、いわゆるイベント情報など、行政側の情報にとらわれず、民間情報などが当然ながらその視野に入ってまいるということですが、全体的なものについては、今後そういうことについても、実現化に向けて検討、研究させていただくという所存でございますので、御理解を賜りたいと思います。 それから、中心市街地の活性化計画に向けましての住民参加という形でのお尋ねがございました。これにつきましても、当然この作成に際しましては、地元関係者の方も参加していただきました中心市街地の活性化推進協議会、この中での御論議を初め、関係商業団体の方からの御意見も取り入れてつくってまいったものでございまして、さらに今年度、4月以降におきましても、地元では諸会合の場をかりまして、計画の内容についての御説明をさせていただいているところでございます。 それから、3番目のプール、保育園などの継続についてのお尋ねがございましたが、これにつきましても、現段階、従来から御質問のたびに申し上げておりますが、この事業区域内での流水プール機能の存続は現在のところ考えておりません。また、保育園の継続につきましては、現状のような形態ではなく、計画で提案させていただいておる部分では、都市型的な保育園になるということで、ただいま計画をしておるところで、御理解をいただきたいと思います。 それから、郵便局の機能につきましては、私どもも再三、東海郵政局にも要望しておるところでございまして、東海郵政局におきましても、この候補地の選定を積極的には努力しておると聞いております。なかなか立地条件だとか何か条件もあるようでございまして、私ども郵政局からの協力の申し出などあれば、さらにまた、それについても実現化に向けて対応してまいりたいという所存でございます。 2番目の巡回バスについてお答え申し上げます。 まず、コミュニティーバスの計画でございますが、このコミュニティーバスの実験は、中心市街地と周辺住宅等を小型バスで巡回系統で運行するという計画を実施してまいりたいと考えております。この実現に向けましては、路線の免許あるいはバス停など、地元の方々の御理解を得ながら進めてまいる予定でございまして、この路線の免許にも最低2カ月程度かかるということから、逆算をいたしまして、近々地元の方にもこの実験ルートのご提示をしたいと考えていますが、基本的には中心市街地とその周辺ということでございますので、実験ルートはおのずからそちらの中心地区、いわゆる康生、それから、周辺とするところの巡回ルートが予定されてくると考えています。 実施はなるべく早い時期ということですが、準備の都合がございますので、また周知などもございまして、9月をめどにして、9月の下旬ないしは10月を、私どもでは実施のめどとして現在進めているところでございます。これの結果を見まして、バスが岡崎市の交通体系にも考え方として役に立ちたいという実験目的を持っております。 それから、3番目の旧市民病院の跡地についてのお尋ねがございます。これの施設等の絞り込みの状況についてのお尋ねがございましたが、これにつきましても、跡地利用の基本方針、これが「健康・交流・にぎわいの創造」でございます。これらの創造に基づくところの保健福祉あるいは健康教育関係、にぎわい、これらを創出する関係施設の導入の検討あるいは民間資金の活用を踏まえた事業主体、事業手法、運営形態等を考慮した調査研究段階でございます。具体的な絞り込みが現在はできておりませんが、その中でも管理棟の保健所的利用、これにつきましても、議会でもお答えさせていただいておりますが、これは優先的に取り組んでまいりたいと考えておるところでございます。 それから、暫定利用の関係の御質問がございましたが、これが病院施設の跡地ということから、現段階では暫定利用をすることによって、これが新しい跡地の利用の支障にもなるかどうかという課題もございますので、現段階では考えておりませんので、御理解をいただきたいと思います。 以上でございます。 ○議長(中根勝美) 土木部長。 ◎土木部長(中野守彦) 1番のうち(4)の郵便局北線についてお答えをいたします。 郵便局北線は、旧郵便局前交差点から国道248号まで延長400メートルを幅員18メートルに拡幅をする計画であります。現在まで現況測量、境界の立ち会い、補償調査も行ってまいりました。計画道路高は三清橋右岸付近で約90センチでありまして、現道が急勾配となっているため、最大で約1.9メートル上がる地点もありまして、そのため南北の取りつけ市道の改良をする必要があります。当地は家屋の連檐をしている地域でありますので、機能回復と排水処理をあわせた全体の移転計画をつくる必要があります。浸水被害の出ないような方法を考えてまいります。 なお、今後関係者と十分話し合いを行っていく段階でありますので、まだ完成までの見通しは立っておりません。 以上でございます。 ○議長(中根勝美) 病院事務局長。 ◎病院事務局長(小林俊弘) 市民病院へシャトルバスをということでございますが、東岡崎から市民病院のバスは午前7時台で3本、午前8時から午後2時までが1時間に4本運行されております。また、美合から1日22本、大樹寺からは1日23本が運行されているのが現状でございます。したがいまして、シャトルバスの運行につきましては、路線バスとの競合や市民病院の経営面からも大変難しく、現在のところ考えておりません。 以上でございます。 ○議長(中根勝美) 市長公室長。 ◎市長公室長(村松猛夫) 感謝状の件でございますが、一般的に感謝状の贈呈につきましては、個々のケースが異なりますので、贈呈の可否とか文案、あるいは贈呈の方法、それらにつきましては、ケース・バイ・ケースで各部署で検討しております。したがって、共通の基準は設けておりませんが、各種の大会等におきまして、贈呈するような場合は、それぞれの部署において一定の基準によって行っているというふうに承知しております。 以上でございます。 ○議長(中根勝美) 社会部長。 ◎社会部長(武藤勝義) 本年2月21日に贈呈をしました感謝状についての御質問でございます。順序は狂うかもしれませんが、お答え申し上げます。 財団法人民主音楽協会の中部センターの方より、文化活動について、音楽活動ですが-につきまして申し出がございました。実績等調査をさせていただきまして、文化に対する貢献が確認をされたということで、今年の2月21日に感謝状をお贈りしております。お話のありました創立者池田氏に対するということでございますが、これにつきましては、先方の民主音楽協会の方より申し出がございまして、検討いたしました。申し出を尊重する形で贈呈をしております。 それから、感謝状の文章はだれがつくったのかという御質問ですが、文化振興課、社会部の方でつくらせていただいております。贈呈につきましては、市役所においでをいただきまして、民主音楽協会の中部センター長を初めとした方に贈呈をしてまいっております。 以上でございます。 ○議長(中根勝美) 5番 柳田孝二君。 ◆5番(柳田孝二) 第2質問を行います。 まず、拠点整備の予算の関係ですけれども、素案だから、スケジュールとか予算についてはまだこれからだというご答弁でありましたけれども、どうも答弁と実際にやっていることの矛盾があるように思いますので、質問いたします。 一つは、総予算がわからないと言いながら、2月に主要施設検討委員会に出されました資料によりますと、補助の制度についてはきちんと明記をされております。例えば、バスターミナルにつきましては、バスターミナルの補助、これは5分の1の補助があるなどなど、補助についてはきちんと明確にされているんです。ですから、まだ全然予算がわからないなんてことはない。私は、よその市の基本計画をつくった方にお聞きをしましたら、全部わからんにしても、おおむねの予算は論議されているはずだと。ましてや提案では5年以内にやるということですので、こういう大きな事業で予算はまだわからんと、こういう提案では困りますので、概算で結構です。予算、市の負担分お聞かせください。 スケジュールにつきましても、これもまだよくわからんというような答弁で、何か聞いておってよくわからなかったんですけれども、郵便局跡地に三河小町、これははっきり3年の計画だと、1億6,000万円使った建物はその後壊すと、はっきり言っているわけで、明確にここに出ているわけですよ、スケジュールが。なのに、まだこれからだというような答弁では困りますので、計画スケジュールについてきちんとしていただきたい。 集客力はどうなのかと、これもはっきり答弁がなかったんですけれども、そこに一番重点があるわけですので、あそこをどう活性化させるか、人が来てもらうということでありますので、これもよくわからん、これじゃ困りますので、きちんとしていただきたい。 それから、ホテルの関係でありますけれども、これも今後だということでありますけれども、本当に答弁を聞いておりまして、いいのかなと、市民の方が聞いておったら心配になっちゃうような気がするんですけれども、例えば現在のホテルの集客力、これも基本計画の中に報告されております。あのエリアに三つあります。名前は言いませんけれども、稼働率7割です。そして宿泊関係でいいますと、一番多いのは5割、そのあとは5割以下の宿泊の稼働率です。あるホテルは8%、ほとんどは飲食関係で何とか回している。こういう現状なのに、人をふやすためのホテルだと、どうもこれも聞いていて、集客力との関係でよくわかりません。御説明をいただきたいと思います。 それから、住民参加のまちづくり、これ今答弁の中で4月以降説明をというふうにおっしゃった。私は計画をつくる3月までにどうだったのかと、こういう質問をしておりますので、正確にもう一度答えていただきたい。特に商店組合、町内会、先ほど数を言いました。どういうふうになっているのかということであります。 現状の施設の継続についてでありますけれども、城北保育園については都市型保育園ということで答弁がありまして、これは3月の予算のときから若干変化があるなと思っておりましたので、今後どういうものができるのか、推移を見ていきたいと思っております。 温水プール、流水プールの関係でありますけれども、私ども市議団は、この地域に温水プールをつくったらどうだと、こういう提案をしたいと思っております。このエリアは、本当に子供が自転車で、どこからでもバスで来られる、非常にいい場所であります。まさに人を集めて、にぎわいという点でも、非常にいいんじゃないかと思うので、温水プールについて、この場所にということで、ご見解をいただきたいと思っております。 北線の拡張についてでありますけれども、概要はおおむねわかりました。しかし、本当に地域の住民の方にとっては、ある日突然、家の前に大きな道路がぱーんと建っちゃうわけで、非常に生活に困るということでありますので、もう少し具体的にお聞かせいただきたいんですけれども、車の出入り、駐車場が困っちゃいます。これをどういうふうに考えているのか。お店もあります。お店は段差ができたら困っちゃいます。こういうのはどういうふうに対応しているのか。 それから、道路の南北の取りつけのかさ上げだということで答弁がありましたけれども、伊賀川関係のところの対応、どんなふうに考えてみえるのか。 それから、排水という点では、今でもあそこは結構水がつかるそうです。ないように対応すると言っていますけれども、川と地域の高さは大分違います。そのあたりどんな方法を使うのか、お示しをいただきたいと思っております。 それから、移転についての地域の方のかさ上げの土地の代替はあるのか、個々の補償はどんなふうになっているのかをお聞かせいただきたい。 それから、巡回バスの関係でありますけれども、これ、コミュニティーバスを走らせる、大体概要はわかりました。発展の方向について、私、巡回バスを市内に全体として走らせる方法をとるべきではないかと提案をさせていただきたいと思います。これは城下町シンポジウムで法政大学の黒川教授が、スライドを示しながら、市内に七つのコースで巡回したらどうか、こんな提案を、私は関心を持って聞いております。こういう点で、黒川研究所の教授がやったこの方向について、どんなふうに発展させていくのか、今考えているのかどうか、お聞かせいただきたい。 市民病院のシャトルバスの関係でありますけれども、現在、市民病院や名鉄の路線廃止に関して補助金を出しています。それは今どのぐらい補助金を出しているのか。高校野球など各イベントでシャトルバスを走らせておりますけれども、その費用はどのぐらいなのか、ひとつお聞かせいただきたいと思います。 それから、感謝状についてでありますけれども、これは検討したというふうにありましたけれども、私調べてみますと、民主音楽協会の代表理事は池田大作氏ではありません。富岡氏であります。また、民主音楽協会の設立は昭和39年8月、このときにも代表8人で設立の届けを出しておりますけれども、この発起人代表の中にも池田大作氏の名前がありません。この点で検討したというならば、どういう検討をしたのか、お聞かせいただきたいと思います。 以上です。 ○議長(中根勝美) 企画部長。 ◎企画部長(鳥田晃) 再度の御質問でございまして、まず事業費の概算という形で御質問がございましたが、これにつきましては、当然ながら、にぎわいを創出するということが中心市街地の基本計画の根本でございます。このにぎわいを創出するためには、市民の方々あるいは議会の皆様方関係者の方々がいろいろ御意見を寄せていただく中で事業化を進めるということでございまして、当然先ほども、これは決定ではなく一つのたたき台かという議員からも御質問がございましたように、お答えを申し上げたとおりでございまして、また民間主導の施設につきましては、この計画の中にもお示ししてございます事業コンペ方式ということから、これは効率的な、あるいは市民の方が納得していただける、これはにぎわいをなるほど創出できるというようなことによっても事業規模は変わってくるかと思います。この計画の中で、補助率という部分は現行の補助制度の中で計画書の中に国との整合性を図る中で提出する中にお示しさせていただいたわけでございまして、これがこの事業を行う場合におきまして、すべてこの補助率で事業費に対して補助がされるものではございませんので、この補助がありますよと、あるいはこれは補助がございませんよという形でのお示しでございますので、よろしくお願いします。 それから、スケジュールの関係、短期、長期という形で5年以内は短期として実現を図りたいという形でもお示ししてございます。これにつきましても、当然実現するにも行政側の費用負担あるいは社会経済情勢など、皆様方の御理解など、いろいろ今後の詰めるべき課題も持っておりますが、こちらの中でも、やはりにぎわいが全国的な、いわゆる中心市街地としての全国でもこの3月では250を超す市町村からの活性化計画、また法律も平成10年には、議員おっしゃるとおり、これは空洞化が城下町、いわゆる先進都市においても非常に進むということから、法制化されたということから、これらの取り組みにつきましても、ひとつ岡崎市だけではございませんが、いろいろこういう視野については歴史的な経過もございますので、何年という形を切ってしまって事業化を図る、ではできなかったら活性化はこれで終わりかというものではございませんので、岡崎市の従来からの城下町としての都市としてのあり方ということも踏まえまして、これらについて一応お示ししてあるスケジュールではそこのところにありますと。しかし、その5年というのは、何年何月という形については、もう少し具体化についてはお時間をいただきたいと思います。 それから、集客力の関係についても再度お尋ねがございましたが、これは当然ながらにぎわいをどのような施設でもって集めるかということについての、これによっても集客力は当然変わってきます。要は、根本は、今までのにぎわいを少しでも取り戻そうと、にぎわいを創出する施設は何がいいかということでございますので、今ここの御質問に対して、集客力を何人ということについてのお話をお答えできる段階ではございません。御理解いただきたいと思います。 それから、ホテルについてのお尋ねがございましたが、これは3月の委員会でも御質問があったところです。おっしゃるとおり、そのところでも企画部としては、ホテルにつきましては、一つの案として御提案させていただき、今後の事業化に向けては、取捨選択の内容だという形で、具体的なホテルについてのお答えもさせていただいたところでございますが、現段階ではまだ変わっておりませんので、これも一つの構想提案ということで御理解いただきたいと思います。 それから、説明につきまして、4月以降の説明については、基本計画をつくった後の説明のことも言いましたが、その前に、つくるまでの過程でも御説明申し上げました。地元の方あるいは商業団体の方々の御意見を拝してつくってまいったということでございますので、誤解のないように御理解いただきたいと思います。 それから、温水プールの関係についての見解ということがございましたが、一つの議員さんの御提言として承っておきたいと思います。 それから、黒川先生のお示しになった城下町フェスタのスライドの方向性、これについてどういうふうに発展性があるかということですが、私どもも、黒川先生は交通関係の研究については非常に権威ある知識者でございまして、日ごろ御指導を賜っておるわけでございますが、岡崎市に合った交通体系づくりという形もこういう部分の中の提言の中に生かしてまいりたいと、取り組みとしてはそのように考えておりますので、御理解をいただきたいと思います。 以上でございます。 ○議長(中根勝美) 土木部長。 ◎土木部長(中野守彦) 郵便局北線についてでございますが、段差の回復、それから排水問題につきましては、現地の状況の聞き取りと調査を行い、今後対応策を考えてまいります。 伊賀川堤防沿いの家屋につきましては、道路の拡幅、三清橋のかけかえにあわせまして、伊賀川改修計画もありまして、伊賀川の管理者であります県とも協議をしながら、移転計画を詰めていきたいと考えております。 それから、代替地を希望する方は本人で探していただくことを基本としておりますが、市有の代替地もあっせんをしております。 なお、補償問題につきましては、家庭の事情もそれぞれ異なっておりますので、個々の御意見を尊重しながら対応してまいりたいと思っております。 ○議長(中根勝美) 社会部長。 ◎社会部長(武藤勝義) 感謝状につきましての再度の御質問でございますが、先ほど申し上げたところでもございますけれども、感謝状を贈呈するに当たりまして、実績、これは活動年数、公演回数、また児童生徒への無料招待、また市民会館の利用の促進の面からも贈呈を決定をさせていただいたところでございます。民主音楽協会の方からの贈るということの申し出の中で、創立者池田大作氏ということで申し出がございました。これにつきまして、内部で、実績から贈呈すべき民音の方の申し出ということがございましたもんですから、これを尊重する形で贈呈をしたということでございます。 以上でございます。 ○議長(中根勝美) 5番 柳田孝二。 ◆5番(柳田孝二) 構想はまだたたき台だということでありますので、であるならば、今から市民参加、参画の提案をいただくような、そういう委員会のような形をつくって、基本計画を一層充実させていく、それが趣旨に合うのではないかと思います。そのお考えはどうなのかということであります。 道路の拡張でありますけれども、これは住民の立場に立ってやっていただきたいということであります。 巡回バスの問題でありますけれども、県下で今33自治体が実施しております。人口6万7,000人の碧南では、昨年11万7,000人の市民が利用しております。費用2,500万円。市の段階では、最高で尾西が6,000万円、最低は春日井市が1,800万円でやれているわけであります。今年度のバス路線の赤字の補助金とのかかわりで考えれば、赤字対策として8,400万円ほど計上しておりますので、今後この関連で検討しながら、巡回バスの方向を探る必要があると思いますけれども、見解をお示しください。 それから、感謝状でありますけれども、池田大作氏は創立者ではありません。今後訂正するべきではないかと思いますけれども、間違った感謝状でありますので、見解をお示しください。 ○議長(中根勝美) 企画部長。 ◎企画部長(鳥田晃) 中心市街地の活性化の関係で、委員会をつくってのさらに充実ということでございますが、私ども、また議会におきましても、主要施設検討特別委員会もございまして、そういう御意見を体しながら、幅広く御意見を聞いて事業化を進めてまいりたいと考えておりますので、御理解いただきたいと思います。 ○議長(中根勝美) 社会部長。 ◎社会部長(武藤勝義) 感謝状につきましての御質問でございます。感謝状につきましては、実績については先ほど御説明したとおりでございまして、その実績のある民主音楽協会の方からのお申し出ということで、これを検討して、これを尊重してお贈りしたという経過でございますので、これによってこの表現を変える、または出し直すというような考えは持っておりません。 以上でございます。 ○議長(中根勝美) 昼食のため、休憩いたします。             午前11時42分休憩-------------------------------------- △岡崎冨雄議員の質問              午後1時再開 ○議長(中根勝美) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 17番 岡崎冨雄君。     (17番 岡崎冨雄 登壇) ◆17番(岡崎冨雄) 昼からのおなかの膨れた後、眠くなるかもしれませんけれども、おつき合い願いたいと思います。 最初に若干、日ごろ考えていることを少しお話しさせていただきたいと思っております。 御承知のように、6月2日に選挙管理委員会が開催されまして、市長選、それから市議選の選挙日程が決まりました。9月3日の公示、10日の投票と。ここにお見えの大部分の方は、それぞれその目標に向かって活動されているものと思いますし、私もそのうちの1人であります。 さて、若干話はそれますけれども、いろんな市議選の絡みも含めまして、いろんなところでいろんな話をしますと、「市長さんはどうされるんですか」と、こういう質問がかなりあります。これはもう、去年ぐらいからそういう話があります。我々市議選の話よりも市長の動向というのが非常に関心が高い。私は、去年あたりは、3月ぐらいにある程度の意思表示をされるんじゃないかなというようなこと、あるいは最近になっては、恐らく6月の頭には、こういうような話をしております。いずれにしても、関心度が非常に高いんですよね。なぜならば、やはり30万都市のリーダーの話ですから、それぞれが皆さん興味があります。 ただ、そういう中で私が感じるのは、これで選挙まで3カ月という期間であります。そういう中で、やはり現職の市長さんとしてどうするんだという態度表明が遅いんじゃないかと私は思います。私は何も市長に、出たらどうかという無責任なことは言えません。いずれにしても、みんなが関心を持っておる、その中で、どうされるのかなと、こういうことであります。当然やっぱり私は、市長としては、自分の意思で、毅然とした態度で、岡崎をこうするんだというお考えがあれば、しっかりとその意思表示をすべき、こういうふうに感じるわけです。そういう思いであるということ。 それから、恐らくここにお見えの議員さんすべてがやっぱりそういうお話をたくさん聞いていらっしゃる、こういうふうに思います。何といったって西三河の雄、岡崎のリーダーをどうするか、こういうような非常に重要な話でもありますし、当然市民も関心があってしかるべき、こういうようなことだと思いますので、私はしっかりした意思表示をできるだけ早いうちにやっていただくことがベターかな、こういうふうに感じますので、一言質問の前に申し添えておきたいと思っております。 それでは、通告に従いまして質問をいたします。 いろんな懇談の中で、ローカル的なものがたくさん市民の方から質問を受けておりますので、非常にローカル的な質問が多いと思いますが、またわかりやすく御答弁いただければありがたいと思っております。 大きな質問の1番目は、交通体系の整備についてであります。 1点目は、コミュニティーバスの運行計画についてでありますが、この項目につきましては、ただいま柳田議員の方から概略の質問がありましたので、理解するところでありますが、若干重複を避けまして質問をいたします。 私が居住しております竜美丘学区内の一部の区域で循環バスが運行されており、利用者も多く、地域住民には大変好評を得ております。公共交通離れと言われている昨今でありますけれども、路線や運行条件等の工夫により、利用率を上げることができ得る一例であると感じた次第であります。 さて、質問でありますけれども、今年度コミュニティーバスの実証実験を行うと先ほど答弁がありました。その中で、昨年アンケート調査をかなり大々的におやりになった、こういうふうに聞いておりますし、私の何人かの知人からも、協力したという話も聞いております。このアンケートの結果をどのように集約されたのか、また今後の生かし方、こういうものについて見解があれば、お聞かせをいただきたいというふうに思います。 質問の2点目は、岡崎の環状線の整備についてであります。ポプラ通りからの北進についてでありますが、たびたび地域の皆さんから質問を受けますが、なかなか明快な回答ができません。私自身、投資効果とメリットについて十分理解ができていないからであります。今までの調査結果と今後の進め方についてお聞かせをいただきたいと、このように思います。 また、環状線の開通によって、交通量の流れはどのように影響があるのか、シミュレーションがされておれば、この点についてもお聞かせいただきたいと思います。 質問の3点目は、国道1号の渋滞対策についてであります。言うまでもなく、岡崎市の交通体系を考える上での最大の課題でありまして、私どもの会派も、交通体系の整備の重点課題として予算要望しているところであります。本年度、国道1号渋滞対策として調査費が計上されておりますが、調査目的、それから今後の進め方についてお尋ねをしたいと思います。 大きな質問の2番目は、岡崎市民病院の運営についてであります。 岡崎市民病院は、平成10年12月開院以来、西三河の中核的第3次医療機関として地域住民の医療需要にこたえるため、患者中心の病院、高度医療実践病院、経営の効率化を3本の柱に運営をされてきました。早いもので、開院以来1年半を経過いたしまして、関係スタッフも新病院になれてこられたことと思います。以下、運営上の課題についてお尋ねします。 1点目は、経営上の課題をどのようにとらえているかであります。特に新病院の開設、新しい医療機器の導入による減価償却費による経営への影響が大きいものと考えますが、いかがなものか、この点も含めてお尋ねいたします。 質問の2点目は、開院以来、施設の改良に対し利用者の多くの要望がありましたが、どのように対処されてきたのか、特に駐車場の対策につきましては、120台の増設と聞いておりますが、いつごろ完成されるのか、お尋ねいたします。 また、今後、施設上の課題をどのように考えているか、お尋ねいたします。 大きな質問の3番目は、公共施設建設の考え方についてであります。この点については、質問が非常に漠としておりますので、概念的なところでお答えをいただければなというように思っております。 まちづくりの拠点として、康生を中心とした地域、シビックコアを中心としたJR駅東地域、市民病院の跡地、あるいは東岡崎駅周辺、さらには美合駅周辺等々、それぞれ区域面積の大小、取り組み状況の温度差はありますが、まちづくりの拠点として考えられるところであります。 また、まちづくりの構想の中で、公共施設、あるいは半官半民の施設も含めて、幾つかの施設メニューが提示されているところでありますが、公共施設の適正配置の考え方、また優先順位について、概念的な考え方についてお聞かせをいただきたいと思います。 当市の財政は、各種財政指標の推移から、630余市の中でも優等生の部類にあることは理解しておりますが、経常収支比率は年々増加の一途をたどっており、危険信号の80%に近づきつつあります。これからの施設建設について、いかにして維持管理費を抑えていくかが行政にとって大きな課題であると、このように感じます。このような観点から、運営形態をいかにすべきかがキーポイントである、このように考えます。運営形態について、現在どのような検討をされているのか、お尋ねいたします。 あと、4番目の問題につきましては、第2質問で提言めいた形で質問させていただきますので、第1回の質問をこれで終わりたいと思います。 ありがとうございました。     (17番 岡崎冨雄 降壇) ○議長(中根勝美) 企画部長。 ◎企画部長(鳥田晃) 1番の交通体系の整備に関しまして、コミュニティーバス運行計画でお尋ねがございまして、昨年実施いたしましたアンケートの結果をどのように生かしていくかという御質問でございます。 昨年は、アンケート調査では、利用意向、利用頻度、利用料金、運行時間、目的地などお尋ねしたところです。この主な結果としては、コミュニティーバスが運行されれば利用したいという方が6割ございまして、その利用も、1カ月4回から5回程度、利用料金も100円程度がよいと。運行時間も、8時から21時で、時間3本ぐらいが望ましいというアンケート結果がございました。これらのアンケート結果に基づいて、なるべくこのアンケートに沿う方向で実証実験を計画してまいりたいと考えておりますが、この実証実験のデータをアンケート結果と比較することによって、今後の公共交通施策に関する基礎データとして生かしてまいりたいと考えております。 それから、3番目の公共施設運営の考え方についてお尋ねがございまして、適正配置と優先順位についての考え方というお尋ねでございます。 平成9年度に岡崎市の公共施設の機能分析調査を実施させていただきました。この調査は、公共公益施設を市民サービス、医療福祉、防災、広域的観点の四つの機能から分析し、それぞれ課題、対応する機能等を分析しておるところでございます。この公共施設配置につきましては、この分析を基本に、各拠点施設の有効な配置を、地域特性、テーマなどを考慮して再検討して、これを21世紀プランに生かしておったところでございます。 これらについての優先順位についての考え方につきましては、基本的にはやはり議会あるいは市民の方々の要望の多いもの、緊急性、将来性の高いもの、情報化、国際化、少子・高齢化など時代ニーズにこたえるもの、あるいは広域性、財源や用地、民間の参画など、種々考慮する中で決定されていくと考えております。 それから、新規施設に対する運営形態の考え方でございますが、これは、直営、委託、あるいは第三セクターの設置、あるいは株式会社の出資、これらによるところの運営参加などがございます。本市も、このような運営形態を採用してきましたが、今後の新しい運営形態の中には、社会資本整備、運営の新たな手法でありますところのPFI方式などが提言されておりますので、これらの採用なども考慮し、それぞれの施設に合わせた形態を検討して、御提言にございますような維持管理を安く、そして市民サービスに停滞を来さないという基本的なスタンスに立っての運営に努めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(中根勝美) 土木部長。 ◎土木部長(中野守彦) 1番の(2)明大寺地区の岡崎環状線の整備につきましては、現況測量と交通量調査の解析をもとに、計画案の検討をしてまいりました。国道1号との接続について建設省との協議が終わり、現在は乙川の架橋について県との事前協議、愛知県公安委員会とは交差点の協議を進めているところでございます。今後、関係機関との協議が調った後、地元説明会に向けて準備を進めていきたいと考えております。 それから、岡崎環状線は、地形上、名鉄と岡崎一色線を高架で通過するように計画をしておりまして、そのため、完成後は、東岡崎駅周辺を通過する車両の減少が予測されます。特に学校と住宅地の中を通っております市道明大寺吹矢橋線の交通量の緩和が期待できるところでございます。 以上でございます。 ○議長(中根勝美) 開発部長。 ◎開発部長(村井茂) 1の(3)国一渋滞対策につきましてお答えいたします。 国道1号通過車両の対策業務の調査目的と方法についてでありますが、平成11年度に市が実施いたしました調査内容は、国道1号の交通実態と通過車両の減少を図ることを目的としての現況調査を実施いたしました。引き続きまして、本年度におきましても、調査分析の作業を進めてまいりたいと思います。 さらに、渋滞緩和対策の一環として、名古屋岡崎線、衣浦岡崎線、岡崎刈谷線等の交通ネットワークの確立が急務と考えております。 あわせまして、基幹的な役割を果たします名豊道路、第2東名高速道路の整備促進によりまして、交通量の分散化が図られ、国道1号の渋滞緩和に寄与するものと考えております。 今後は、これらの事業の促進につきまして、国及び県への道路整備の要望をしてまいりたいと思います。 以上でございます。 ○議長(中根勝美) 病院事務局長。 ◎病院事務局長(小林俊弘) 市民病院の運営上の課題ということで、最初に経営上の課題でございますが、費用面では、一時的な費用といたしまして、旧病院の固定資産除却費、これが約26億5,000万円、それから解体費が約5億9,000万円ございます。また、経常経費といたしましては、今御質問もありました減価償却費でございますが、約16億円で、10年度より約12億円増加いたしております。その他、光熱水費及び企業債利息の増加が見込まれるところでございます。 収入面では、11年度実績といたしましては、病床数が106床増加したこと、それから病床利用率の向上及び1人当たりの診療単価のアップ等によりまして、医療収入は15%程度の増収が見込まれる状況でございますが、本年4月の診療報酬点数の改定がございまして、医療費抑制対策のためか、厳しい内容になっておりますので、今後その影響がどのようになっていくか、見ていく必要がございます。 しかし、減価償却費などの現金支出を伴わない費用もございますので、内部留保資金としては蓄えられる見通しでございますので、資金執行上の支障はないものと考えております。 なお、今後とも一層経費の節減に努めるとともに、医療サービスの向上と経営の健全性の確保に努めてまいりたいと考えております。 次に、開院後の施設上の課題と対応策といいますか、これでございます。第3・第4駐車場から正面玄関に至る雨よけ対策といたしまして、キャノピーを設置するとともに、冬季の寒風対策といたしまして防風板を設置させていただいております。次に、車いす専用駐車場が5台と少ないということもございまして、15台に増設しております。それから、各駐車場出入り口の標示看板を設置いたしました。また、御質問にもございましたが、外来患者用といたしまして、正面玄関近くに150台余りの駐車場増設工事につきましては、本年12月には完成する予定でございます。 次に、今後の施設上の課題として何があるかというようなことだと思います。特に第4駐車場は434台駐車ができるというように広く、駐車しました車の位置がわからなくなってしまうというようなこともございまして、標識の設置を、駐車場増設工事に合わせて整備する予定でございます。また、バス待合所の寒風対策といたしまして防風板の設置を考えております。それから、屋外にトイレがございませんので、いろいろ御要望もあるようでございますので、今設置をする準備を進めているところでございます。 以上でございます。 ○議長(中根勝美) 17番 岡崎冨雄君。 ◆17番(岡崎冨雄) 今いろいろお答えをいただきましたので、若干第2質問をさせていただきます。 まず、コミュニティーバスの運行計画ですけれども、先ほど申し上げましたように、非常に重宝しております。本当にやり方によってはあれだけの成果が上がるものだなと、本当に感心をしておりまして、これも行く行くは、康生の集客の一つの大きな手段と、こういうふうに思います。 その中で、平成13年から以降に規制緩和という話も聞いておるんですが、これに向けて民間業者の動向等について情報がありましたら、お聞かせいただきたい、このように思います。 それから、確認ですが、環状線につきまして、最近国立共同機構の敷地内に研究施設を新たに建設するというようなことも伺っております。そういう中で、環状線の必要用地というものは取得済みなのかどうか、1点確認をしておきたいと思います。 それから、市民病院の運営についてでありますけれども、看護体制についてであります。病院の経営の柱の一つとして、患者中心の病院というのがありますが、看護婦さんと患者さんの関係は非常に重要なものであります。今まで逐次看護婦さんの採用について、増員を進めてきたわけですけれども、看護体制はどのように変わっていくのかなという点についてお尋ねをしたいと思います。 それからもう1点は、これは愛知病院等で採用されているところの看護婦さんの受け持ち制の体制、これが心の通った看護をするためにそういう体制がいいというふうにも聞いておりますが、旧病院から試行錯誤されておりますが、現状どのようになっているのか、またその効果につきましてお尋ねをしたいというように思っております。 それから、公共施設の建設についてであります。まちづくりの拠点と、それから施設メニューというのは、どうしても新しい施設メニューを考えて、配置をしていかなければいかん。拠点が多ければ多いほどそういうことになっていく。こういうことを考えますと、エンドレスで公共施設がどんどんふえていく、こういう格好になるわけです。この点を非常に懸念するわけでありまして、必要なものは必要なんでしょうけれども、とにかくAという拠点があれば、そこに何かを考えなきゃいかん、Bという拠点があれば、そこに何か公共施設を考えなきゃいかん、こういう発想でいけば、ふえる一方だ、エンドレスにふえるというのはそういう意味であります。これを考えますと、先々考えますと、極論ですが、施設管理のために財政破綻を来すんではないか、こういう心配もされるわけであります。さりとて、市民要望というのはいろいろ多岐にわたっておりますし、議員さんからもいろんな要望がある。非常にこの辺が当事者としては難しい判断かもしれませんが、財政という面から見ると、何らかの一つのラインを引かなきゃいかんじゃないかなと、こういうような気がしますが、考え方についてちょっとお聞かせをいただければなと思います。 それからもう1点は、これからはやっぱり広域圏の時代かなというふうに思います。そういうことを考えますと、若干さっきお話もありましたけれども、広域圏を考えて、視野に入れての施設の検討、こういうものを当然、広域圏を考えた場合、岡崎には中心的な役割を果たしていくことにはなると思うんです。そうしたときに、公共施設というのはどうあるべきかなということも考えなきゃいかんのじゃないかなと思うんですが、何かそういうお考えがあれば、お聞かせをいただきたいと、こういうふうに思います。 ○議長(中根勝美) 市長。 ◎市長(中根鎭夫) 私から二つだけお答えさせていただきたいと思っております。 まず、私は、今期6月定例議会というのは、私にとりまして今期最終の議会であるわけでございまして、私は本当に、数えてみますと、20年間市政を担当させていただいた、こういう中におきまする今期最後の議会であるわけでございます。皆さん方はまだ1回あるはずでございますが、私は最後であるわけでございます。特にこの点につきまして、御回答も十分させていただきたいと思うわけでございます。 特に交通問題とおっしゃいました。私も大きな課題の中に持っております問題の中に、ただいま前者も申されましたが、黒川教授等の関係の新しい方向に対しまして、ある意味の御評価もあったようでございますが、私どもが全国市長会に関与しておりますところの行政分科会の顧問の学者であるわけでございます。この考え方をひとつ我が市にも取り込みたい、こういうことでこの先生をお願いしたという経過もあるわけでございます。 しかし、もう一つある問題は何かと申し上げますと、実はこの愛知県を中心にいたしまして非常に大きな国からの裏づけ予算も確定しておりますところのいわゆるITS、高度道路情報システム、この関係であるわけでございます。これが恐らく将来に対しますところの道路交通網の大きな柱になってくるであろうと思うわけでございます。これらの関係等に対しまして、議会の皆さん方とともども、私はむしろ積極的に新しい次の時代を模索しながら考えていくということを夢見ておったわけでございますが、ここまで申し添えます。 そしてまた、いろいろ申されましたところの下水道の社会関係におきましても、実は私が就任いたしたときにおきましては、15.2%であったわけでございます。ところが、現況におきましては42.4%ということでございますが、これが農村下水や特環を入れますと、実は47.1%までなっておるわけでございます。これは、ここで申し上げまして云々を申し上げるということでなくて、これだけの功績というのは、私どもと一緒にまいりました議会の皆さん方の御功績である、こういうことを私は心からお礼を申し上げたい、こういうことであるわけでございます。 そこで、最後に返りましての第1点、いわゆる次のどうするか、はっきりせよと、こういう御指示であったわけでございます。これはなかなか言えぬことでございまして、よく言っていただいたなと思うわけでございますが、これ、長々と経過をお話しいたしますと、相当な時間を消耗もいたしますものですから、私も簡単に申し上げると、やはり市長という立場というのは、自分1人でやれるものではない。少なくとも議会制民主主義ということを重視しながら、次の議会の皆さん方の動向、こういうことを勘案いたしまして足並みをそろえていきたいと思うわけでございます。特に今期は、私は8月16日で任期全部満了でございまして、全く裸の一市民となるわけでございます。改めまして、次の挑戦をすべきかしないか、こういう問題等に対しましては、十分来期立候補の議員の方々と御協議を申し上げながら進ませていただきたい、こういうのが私の現在の心境であるわけでございます。 私は、生来へそ曲がりと言っておりましたものですから、強い反発があれば、ひとつ一遍、小なりといえどもやってみようかという意欲もあろうと思いますし、「御苦労さん」と言われますと、「そうかな」といって縮む欠点もあるわけでございます。私は、たばこをやめながら、健康に十分留意いたしまして、そして将来の岡崎市に対する私の期待と、そしてまた御奉公するという気概はだれにも負けないつもりである、こういうことだけは申し上げておきたいと思っております。 肝心の「どうするかということをおっしゃい」とおっしゃいましたが、これ、何か申し込みもないようでございますから、余りこれ言っちゃいますと、ぐあいが悪いものですから、ただし議長も訂正せんで、お許しになりましたから、私も訂正を受けんで、ここまでちょちょちょとお話を申し上げた、これが政治道義であろうと思ったわけでございます。 どうも御無礼いたしました。以上でございます。 ○議長(中根勝美) 企画部長。 ◎企画部長(鳥田晃) 交通体系の関係で、規制緩和に対する民間事業者の動向についてお尋ねがございました。これは、議員御案内のように、平成14年3月31日までに法が施行されるということで、先月公布されたところでございまして、この主な内容といたしますところの部分は、いわゆる規制緩和の中身は、事業参入の許可制が、いわゆる需給の調整から輸送の安全確保へ移るという大きな視野の変換がございます。そのほか、運賃規制の上限認可、あるいは退出、これはいわゆる撤退をする場合におけるところの事前届け出制ということなどがございますが、詳細は、附則などを見てまいりますと、この施行するまでのおよそ3年近くの間に、現行の法制度におけるところの参入あるいは退出ということがございますので、規制緩和に対する民間事業者の動向という新たな動向と、もう一つは、現在のバス事業者のあり方がどうなるかというものをあわせて注視する必要があると、このように考えておりますので、御理解いただきたいと思います。 それから、3番目の公共施設の考え方につきまして、施設管理の財政破綻を来さないようなためにも、一つの施設のあり方について、ライン引きだとか、そのような御構想についてのお尋ねがございました。これにつきましても、当然ながら施設を新設、廃止するという部分につきましても、先ほどお答えをしましたような環境の面、あるいは地域の特性、施設の特性など、こういうような機能なども十分考えてまいりますが、時代とともに機能の見直し、あるいは施設の複合化、あるいは効率的な施設の機能、あるいは相互の利用、そして管理へということで、特に国におきましても、特に広域的なところで施設の建設なども補助の対象とするという取り組みも、一部そういう方向性も出ておるようでございますので、今後の新規施設に対する運営形態のあり方も、十分これらを研究しながら取り組んでまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(中根勝美) 土木部長。 ◎土木部長(中野守彦) 岡崎環状線についてですが、旧愛教大のグラウンド付近の用地につきましては、既に取得済みでございます。 ○議長(中根勝美) 病院事務局長。 ◎病院事務局長(小林俊弘) 初めに、看護体制についてでございますが、新病院になるということで、議員もおっしゃられましたが、看護職員を一挙に増員することは人事管理上も困難なため、開院前より年次計画により順次増員を図ってまいりました。その結果、懸案となっておりました保険診療に係る2対1看護体制が整いましたので、今月よりこの2対1看護を実施しているところでございます。 次に、受け持ち制の看護体制の現状と効果はどうかということでございます。この看護体制はプライマリーナーシングと呼ばれておりまして、議員がおっしゃられましたように、新病院から実施できるよう旧病院から試行してまいりました。このプライマリーナーシングは、入院から退院まで、1人の看護婦が一貫してお世話をするということで、責任を持って対応していかなければならないので、接遇態度もよくなり、特に患者さんとの信頼関係も深まりまして、患者さんにも大変好評をいただいているところでございます。また、看護婦自身の学習意欲や仕事への満足感も向上しているというのが現状でございます。 以上でございます。 ○議長(中根勝美) 17番 岡崎冨雄君。 ◆17番(岡崎冨雄) いろいろ御回答をいただきました。 その中で、地域のコミュニティー施設について、若干時間がございますので、提言質問をさせていただきます。 これは、12月議会で既に私が提言をしております。ただ、その答弁の中で、管理部長と教育長のちょっと見解の違いかなということでありまして、これは「やれ」という意味じゃなくて、まことにあれですが、要はやはり行き着くところは青少年の健全育成なんですよね。やっぱり学校をいかにして活用して、地域の中のシンボルとしての学校をどうやってつくり出していくかというのがこの提言だと思うんです。これは、教育長も管理部長も、それぞれしっかり読まれたと思いますし、私はなかなか、これからのあるべき学校の姿かなと思うんです。ひとつそういうことで、前回のときに詰めをしていなかったものですから、要はそういう観点の教育助成局からされた報告内容を踏まえて、そういうプロジェクトをつくってひとつ検討してみようやと。管理上の問題等々を含めて非常に難しい問題はあると思うんです。それだけの価値があるのかないのかわかりませんが、できればそこまで突っ込んで検討いただければなと思いまして、改めて学校施設の活用ということで提言をさせていただいた次第であります。コメントがあれば、お聞かせいただきたいと思っています。 それから、2番目の集会施設ですけれども、これも懇談会等で出てくるんですが、21世紀プランの中には、信頼と触れ合いのまちづくりという形の中で、地域社会の充実というようなことで、地域を非常に重視した施策が新しい施策として設けられました。これは非常に評価するところであります。 そこで、今いろんな公共の大型施設が議論されておりますけれども、これから本当に大事なのは、末端の町の公民館と称するものです。これが、高齢化社会を迎えるに当たって、本当のよりどころの施設になっていくだろう、こういうことであります。ところが、これは町の持ち物ですから、町の管理ということになります。ただ、大分老朽化してくるものですから、やっぱり補修費にかなり金がかかる。市の方でもかなり助成をしていただいておりまして、感謝をしておるわけですけれども、前に申し上げましたように、そういう地域のこれからコミュニティーの重点施設だという位置づけのもとに、さらに助成の基準についてもう少し御検討いただければありがたいなと思っておる次第であります。 それから、公共施設、最後に本当にこれからどんどん施設建設がいろいろ具体化していきますけれども、最終的には後世に大きなツケが回らないように、そういう意味での運営形態というものをまず重点的に考えて、必要な施設は何かということをもう1回見直す必要があろうと思います。 といいますのは、岡崎の公共施設というのは結構いろんなものが充実していると思うんです。そういう意味で、もう1回くどいようですけれども、公共施設の見直しというものを、機能分析もやられておりますので、もう少しそれを突っ込んで一度お考えいただければなと。これは要望としておきます。 以上2点について何かありましたら、お答えいただきたいと思います。以上で終わります。 ○議長(中根勝美) 教育委員会管理部長。 ◎教育委員会管理部長(鈴木眞秋) 学校施設の活用の中で、学校開放について見解はどうかということでございます。今後十分慎重に研究をしてまいりたいと思います。よろしくお願いいたします。 以上です。 ○議長(中根勝美) 社会部長。 ◎社会部長(武藤勝義) 町の公民館、本市の方では地区集会施設ということで考えておりますが、これについてのお尋ねでございます。 本市は、地区集会施設整備費補助制度ということで、増築、改修等につきましては補助金の交付に当たりまして、一度交付させていただきますと、7年間経過しないと、次の補助はさせていただかないということで進めてまいっております。 ただ、この制度の見直しにつきましては、おおむね3年ごとに行っているところでございまして、いろいろな御意見を承りながら検討してまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。-------------------------------------- △河合信輝議員の質問 ○議長(中根勝美) 34番 河合信輝君。     (34番 河合信輝 登壇) ◆34番(河合信輝) 20世紀を締めくくり、21世紀を開幕するための重要な年であると言われています本年も、既に6月に入りました。岡崎市は3月に第5次岡崎市総合計画であります岡崎21世紀プランを発表し、将来都市像を「人が輝く、活気に満ちた、美しい都市 岡崎」とし、平成32年度を目標年度として出発いたしました。人間・市民主役の都市像であり、市民と行政が一体となっての都市像実現が期待されております。今回は、都市像の観点からも質問させていただきます。 それでは、通告の順序に従い質問いたします。 質問の第1番目は、地域ゲートボール場についてであります。 介護保険制度も4月から開始され、2カ月が過ぎました。今後心配されるのは、何といっても保険料であります。根本的には国の対策にまつわけでありますが、いずれにしても元気なお年寄りが多ければ多いほど介護保険の運営が助かるわけであります。お年寄りが元気に、楽しく毎日を過ごしていただくための行政対応については、さきの議会においても質問いたしました。今回は、お年寄りの御要望をいただき、ゲートボールを取り上げました。他のスポーツについても、考え方は同様であります。 (1)現況についてであります。お年寄りがゲートボールを楽しんでいる場所としては、公園、市から補助を受けている私有地、その他いろいろあると思いますが、状況についてお示しください。 (2)トイレ等の設備についてであります。お年寄りが安心してゲートボールを楽しんでいただくためには、トイレ、水道が必要であります。公園を利用しているところは設備されておりますが、公園以外の場所については、それぞれ状況はまちまちだと思います。どのように把握してみえるか、また不備な場合の対応についてもお聞かせください。 (3)桑谷山荘にゲートボールコートの確保についてであります。この件につきましては、平成3年6月にも質問いたしました。当時は、桑谷山荘の利用者実績が伸びているときでもあり、十分研究するとの理事者の答弁をいただき、現在に至っております。例えば、渥美半島、知多半島のそれぞれの先端にあるホテルは、ウイークデーの利用客を確保する案の一つとしてゲートボール場を確保し、県内、県外のゲートボール愛好家をバスで送迎して、利用客確保に努めております。毎年利用客が減り、赤字の桑谷山荘については、本年度4,200万円の施設整備計画調査費が計上されました。これはこれで将来を見通して、十分調査をしていただきたいと思いますが、当面桑谷山荘の利用客をふやすにはどうすればよいか。もちろん考えられているとは思いますが、利用客の少ないウイークデーは、何といっても多くのお年寄りに楽しく利用していただくことも大切であります。それにはそれなりの準備が必要になるわけでありまして、今回は一つの案として、ゲートボールコート確保を提案いたします。市当局の御見解を伺います。 質問の第2番目は、名鉄東岡崎駅周辺地区整備についてであります。 21世紀プランには、広域交流拠点の創造の主な施策の一つに中心市街地活性化事業の推進と東岡崎駅周辺地区整備とあります。市街地整備の駅周辺地区での名鉄東岡崎駅地区については、交通機能や立地特性を生かしながら周辺整備を進め、康生地区と連携したまちづくりを進めますとあります。交通体系では、市街地交通の円滑化を図るため、名鉄名古屋本線の連続立体化の調査検討が始まります。駅周辺地区整備については、たびたび質問しておりますが、今回は21世紀プランに基づき質問いたします。 (1)現況と方針であります。21世紀プランに対する駅周辺地区の現況と今後の方針についてはどのように考えてみえるか、お聞かせください。 (2)鉄道の連続立体化については、平成2年9月議会での私に対する答弁で、予備調査の結果は、地形的にカーブが大きいほか、工事中には仮線用地が必要になるなど、技術面、施工面などかなり厳しい結果で、現状では不可能に近い。市長も、「経済的メリットも少なく、技術的に困難。将来的にも駅の場所を移すぐらいの覚悟で取り組まなければ実現は難しいだろう」との答弁を得ております。昨年6月、私の質問に対し、国の事業採択基準に六つの条件がある。1、鉄道と交差する両端の幹線道路の中心間距離が350メートルある鉄道区間であること。2、都市計画道路を含む道路と同時に3カ所以上で連続的に立体交差すること。3、2カ所以上の踏切道を除却すること。4、高架区間のあらゆる1,000メートルの区間の踏切道において、5年後における1日の踏切交通遮断量の和が2万台・時/日以上であること。5、まちづくりの上で効果のあること。6、事業費が10億円以上であること。現状においては、これらの条件を満たしていない。しかし、まちづくりを面的、総合的に計画し、新たに幹線道路である都市計画道路を定めるなどして条件を満たせば、事業としての可能性が出てくる旨の答弁を得ております。 本年度は、21世紀に向けて立体化実現へ向けての調査が実施されますが、現時点での現況と内容についてお聞かせください。 なお、六つの条件の変更の有無についても、確認しておきます。 (3)駅南線の東進計画であります。これは、駅南線の六所神社から東への延長が計画されていますが、昨年6月の議会で、駅南線と接続する岡崎環状線を先行する旨の答弁を得ておりますが、道路形態と事業化の見通しについてお示しください。 (4)岡崎環状線の現況についてであります。この件につきましては、先ほどの岡崎議員の質問に対しまして、協議中でありました建設省の協議も終わり、現在乙川の架橋について県との事前協議、愛知県、公安委員会とは交差点の協議を進めている旨の答弁を得ておりますので、この件については了解いたします。 質問の第3番目は、学生寮についてであります。 京都、東京の二つの学生寮のうち京都の利用者が減少し、またともに耐震修繕を要する建物に指定され、大金を投じて大型修繕、改築をせざるを得ないということから、いろいろ検討が始められました。3月の教育福祉委員会では、京都寮の廃止、東京市川寮については、男子寮と女子寮の2寮制にして、新しい学校群に近いところで設定すべき旨の答弁もありました。適地への男子寮と女子寮の建設は積極的に推進すべきと考えます。 (1)として、現況と今後の計画についてお聞かせください。なお、建設、管理運営については、PFI方式も選択肢の一つと考えますが、あわせ御見解を伺います。 (2)応募手続については、若干の希望を持っておりますので、手続方法についてお示しください。 質問の第4番目は、竜海中学校の体育館建設についてであります。 「グラウンドでは生徒がひしめき合い、池ではコイが悠々と泳いでいる」と言われた竜海中学校も、第2グラウンドの完成に伴い、より安全なグラウンド利用ができるようになりました。さらに、体育館建設へ向けて、昨年は擁壁工事、本年度は造成工事と実施設計が計画されており、地元関係者一同感謝いたしております。 竜海中学校は、市内のほぼ中心に位置し、交通の便もよく、体育館完成後は、対校試合等でも利用しやすい環境にあります。体育館は、随分遠くから見える高台に建つことになるだけに、何か個性的かつシンボル的なものをつくることは考えられないか。中学校には、「竜となれ 雲おのずから来る」という碑文があり、生徒の気持ちを鼓舞する意味があると言われていますので、例えば竜のモニュメントのようなものを、また風当たりが強いので、クリーンエネルギーの活用教材としての風力発電機等を私の案として持っております。工事費の1%程度を文化的環境づくりに取り入れるという指導があったと思いますが、御見解を伺います。 以上で第1質問を終わります。ありがとうございました。     (34番 河合信輝 降壇) ○議長(中根勝美) 福祉部長。 ◎福祉部長(山内純) 1番の地域ゲートボール場の現況とトイレの設置についてでございます。平成11年度運営費につきまして補助をしておる対象は11カ所でございまして、これについてのトイレの設置につきましては、それぞれのクラブが自主的に運営管理をなさる中でお考えいただきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(中根勝美) 開発部長。 ◎開発部長(村井茂) 1の(1)の現況の中で、公園のゲートボール場の利用についてでございます。これにつきましては、都市公園においては、専用のゲートボール場はございません。しかしながら、多くの団体が公園の広場を自由に使用しているということが現状でございます。 続きまして、大きい2の(2)の鉄道の連続立体化についてお答え申し上げます。鉄道の連続立体化事業は、愛知県が主体事業でありまして、市においても、今後連続立体化事業計画に組み込まれますように要望してまいります。そのため、本市といたしましては、連続立体化事業としての採択基準を検討し、立体化の条件等に適合することが必要と考えております。また、今年度には、この条件の一つであります踏切周辺交通量の調査を実施してまいります。 それから次、連続立体交差事業の国庫補助事業としての採択基準でございますけれども、6条件は変更されておりません。 以上でございます。 ○議長(中根勝美) 経済部長。 ◎経済部長(安藤茂) 1番の(3)桑谷山荘につきましては、現在活性化を図るための施設整備を含めまして調査検討中でございまして、その中で検討してまいりたいと考えておりますが、山頂付近は冬季の寒さが大変厳しいので、ゲートボール場の設置は難しいのではないかというふうに思われます。 以上でございます。 ○議長(中根勝美) 企画部長。 ◎企画部長(鳥田晃) 2番の名鉄東岡崎駅周辺地区整備につきまして、現況と方針という中でお答えしてまいります。 名鉄東岡崎の周辺のまちづくりにつきましては、西三河の交通拠点として重要な地位を占めていますので、都市の核としての整備が必要としています。この周辺地区整備に係るものといたしましては、東岡崎駅南交通広場が供用開始されたところでございまして、今後ここの地区の整備を進める上におきましては、交通機能、あるいは立地特性、これらを生かして、地元関係者の御理解と御協力を得ながら、康生地区と連携した中心市街地の活性化基本計画と連係したまちづくり、これらを進めてまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと思います。 以上です。 ○議長(中根勝美) 土木部長。 ◎土木部長(中野守彦) 2番のうち(3)の東岡崎駅南線についてですが、岡崎幸田線から東岡崎駅南広場までが幅員16メートル、それから東は幅員12メートルでございます。六所神社から東への延伸につきましては、終点が岡崎環状線に接続する計画となっておりまして、この地域の道路事情からして、交通の混乱を招かないよう、岡崎環状線の方を先行して、その整備計画と整合を図りながら今後検討していきたいと考えておりますので、よろしくお願いします。 ○議長(中根勝美) 教育委員会管理部長。 ◎教育委員会管理部長(鈴木眞秋) 3の学生寮について、(1)現況と今後の計画ということでございます。 学生寮の現況は、京都・東京学生寮とも、建設後33年を経過しておりまして、かなり老朽化が進んでおります。平成10年の耐震診断では、耐震改修が必要であるというふうにされております。 京都寮は、大学が郊外へ移転し、入寮生が減ってきたこと、それと京都では比較的安いアパートが多いというような理由で、本年3月27日開催の財団法人岡崎市育英会の理事・評議員会で、本年9月末をもって廃寮されることが決定され、5月18日の岡崎市育英会理事会、評議員会で財産処分の議決がされております。 それから、入寮生の状況はということでございますが、京都寮は、寮生が5月29日現在で5人でございます。東京寮は、5月29日現在で44人というふうになっております。 今後の計画ということでございますが、今後の計画といたしましては、東京に本市から多くの学生が進学しておりまして、東京寮を、女子学生も利用できる施設で、学校群の多い場所で移転新築も視野に入れた手法で今後調査検討してまいりたいというふうに考えております。 それから、PFIということでございますが、今後財団法人岡崎市育英会の理事・評議員会とも十分協議をして、経営手法も研究してまいりたいと思います。 それから次に、(2)の学生寮の応募手続についてでございます。平成12年度の学生寮の応募手続につきましては、2月1日の市政だよりで、東京学生寮の寮生の募集をして、申し込み期間につきましては、2月15日から3月15日までで、3月17日に面接を行って、当日中に入寮の決定を本人に通知して、3月22日に入寮の説明会を行っております。この入寮の決定の時期については、大学入試の合格発表時期が、私立と国立では発表時期に差がありますので、これらも考慮しながら、時期を早めるような形で今後十分研究をしてまいりたいと思います。 それから、4番目の竜海中学校の体育館建設について、個性的な、シンボル的なものはどうかというお尋ねでございます。今年度策定する実施計画におきまして、地元の意見などを参考にしながら、立地条件と外部環境に合致した施設を研究していきたいと、このように思っております。 以上でございます。 ○議長(中根勝美) 暫時、休憩いたします。             午後2時休憩--------------------------------------             午後2時12分再開 ○議長(中根勝美) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 市長。 ◎市長(中根鎭夫) 大変ありがとうございました。河合議員さんにはいつに変わらぬ長い御交誼を賜っておるわけでございまして、今期におきましても、母校に対しまして思いを新たに風力発電という大変新しいアイデアを出していただいたようでございまして、十分ひとつ検討させていただきたいと思います。河合議員さんは、経歴をお読みいたしますと、ちょうど昭和50年からでございますから、25年にわたりまして、私よりも先輩であるわけでございまして、大変御交誼ありがとうございます。 実は私も、きのう全国市長会で20年表彰を受けたわけでございますが、私よりも河合議員さんと同じように25年の表彰を受けた市長もおったわけでございます。私はまだ代表になれなかったわけでございまして、こんなことを申し添えながら、長年の御交誼にお礼を申し上げまして、御答弁の一角にさせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(中根勝美) 34番 河合信輝君。 ◆34番(河合信輝) ただいま市長からお褒めの言葉をいただきましてありがとうございます。市長さん、20周年おめでとうございます。 では、第2質問をさせていただきます。 まず、1番の地域ゲートボール場については、(1)(2)(3)と見てもらいますと、(2)のトイレのところがポイントでありまして、これに対する答弁が具体的になかったですね。市の方の私有地に対する広場に対しては答弁がありましたが、それに対しては、トイレについては自主的に管理してもらっておりますと、そういった答弁ですが、今回取り上げましたのは、公園利用については、これは公園の方ではそれぞれ自由に使ってもらっておりますという答弁でしたが、そういった形で使ってもらっておる団体もありますし、それから、その他のところでも、たしかあると思うんです。そういった意味で、市内には多くのゲートボール愛好家がいろんな形で練習をしておる。特に公園以外のところというのは、トイレ等に非常に不自由をしておるということで質問をさせてもらいました。そういった意味で、(2)のトイレ等の設備のところの公園以外の場所の把握、不備な場合の対応なんかについて、ぜひ答えがいただきたかったなと、このように思っております。 それから、桑谷山荘の件でありますけれども、部長はあっさりと、今回の調査で検討しますと言われた後に、山頂は寒いからと、そういう答えですので、自然的になくなっちゃうのかなという、そういう感がしますが、先回質問したときは、むしろ愛好家はどこでも場所が欲しいと、そういった状況がありました。今回そうではなくて、むしろ桑谷山荘が不景気だから、何とか一つの利用として、一つの手だてとしてこんなことはどうだろうかという案であります。先回の場合は、駐車場が広いので一部コートにできるような状況にしたらどうだと、そういった質問をしたんですが、そのときには、斜面だからボールが転がっちゃうと、そういった答弁でした。それは利用できるような案を考えれば、できるのではないのかなと。だから、いろいろ検討される中で、設備をして待っておれば人が来ると、そういう状況ではないですよと、そんなことが言いたくて今回取り上げましたので、山が寒いというような答弁では、ちょっと非常に寂しい思いであります。 それから、トイレにつきましては、具体的にありませんでしたが、市内で随分多くの方が練習をしてみえる。そういった状況の中で、私が一番最初に、介護保険から出しましたのは、やはり健康なお年寄りが毎日元気に過ごしてもらう、それには、やはりお年寄りだから、トイレだって必要だよと、そういった観点で話をしておりますので、自主的管理でやってもらっておりますと、そういうことは、私の言った都市像に非常に反する。私が今回御要望いただいてやっておるのは、そういう場所が欲しいと、トイレが欲しいと、そういった具体的要望があったんです。そういった意味で、今の回答だと、おじいさんは池のコイに向かってやりなさい、おばあさんは草むらでどうぞと、そういう感じにしか聞こえない。そうすると、これもまさに非文化的、都市像にそぐわない。そういった意味で、何かやれる、つくれる方法で検討してもらいたい、これが私の今回のこの質問でありますので、自主的に管理してもらっておりますと、そういった答えでは全然かみ合いませんので、ぜひお答えを願いたいと思います。 それから、学生寮につきまして、(2)の応募手続につきましては、手続内容をいただきまして、また、部長からも「検討する」と、そういった答えがありましたので、それでよしといたしますが、やはり今まで3月17日に決定されたと、そうなりますと、私立大学の人たちの場合は、2月から決まっちゃいますので、そのときに3月17日を待たないと決定しないとなると、とても不安でしょうがない。だから、アパートを決めてしまう。決めると、敷金、礼金を払っちゃうから、後で、そういった寮に入ろうとしても、行けないよと、そういうことですから、やはり案として12月ぐらいまでには申請を受けて、面接しておいて、有資格者としておいて、合格すればどんどん入寮手続完了と、入寮決定と、そういうふうにしたらどうだろうか。例えば、国立大学1本という方は遅いので、国立大学の枠は一定枠をとっておくというような、そういう案も検討していただいて、より早く決定できるという、そういう検討をぜひお願いしたい。これはお願いしておきます。 以上です。
    ○議長(中根勝美) 福祉部長。 ◎福祉部長(山内純) 今回は答弁を簡潔にということでございまして、簡潔にし過ぎまして失礼をいたしました。全体の中の把握ということは、箇所につきましては、把握をしておりませんが、それから、ゲートボールにつきましても、現在の補助要綱はゲートボールのクラブが地主の方からお借りした固定資産税相当額ということでお支払いをしておるわけでございまして、現在のところ、市の方がトイレを設置するということにつきましては、考えておらないわけでございますが、周りからくさいという苦情が出ても困りますので、今後の検討材料にさせていただきたいと、このように考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(中根勝美) 経済部長。 ◎経済部長(安藤茂) 桑谷山荘のためを思っていただいたということで、貴重な御意見としてお伺いしておきます。ありがとうございました。 以上です。 ○議長(中根勝美) 34番 河合信輝君。 ◆34番(河合信輝) スムーズに結論的な答弁が出てきておりまして、感謝申し上げます。 特にトイレの話につきましては、やはり今回取り上げたのは、それぞれ各セクションにまたがっておりますので、トータル的になかなか把握でき得ない、そういった意味で、やはりお年寄りに楽しくプレーをしてもらうためには、例えばトイレの問題であっても、市のどこかの部署がよく見ておって、不備なところは対応すると、こういった姿勢がやはりこれからの21世紀の都市像にマッチした対応であろうと、このように思いますので、我がセクションに関係ないとは言いませんけれども、そういった形でもって取り残されていくということは非常に残念であります。そういった意味で、ぜひよろしくお願いしたいと思います。 それから、あとはそれぞれ回答いただきました。名鉄東岡崎駅周辺地区整備につきましては、御回答いただいた内容で進めていただきたいと思いますが、何にしましても非常に時間がかかる、そういった状況でありまして、こういったものにつきましては、皆さん全員が協力して、少しでも早くできるようにやっていただきたい、このように思っております。 以上で私の質問を終わります。ありがとうございました。-------------------------------------- △柵木 誠議員の質問 ○議長(中根勝美) 12番 柵木 誠君。     (12番 柵木 誠 登壇) ◆12番(柵木誠) 議長のお許しをいただきましたので、質問をさせていただきます。 まず初めに、通告の順に従ってですが、夢のある公園づくりについてをお尋ねいたします。 本市の公園概要は、私も何回か質問をしておりますが、まず初めに、市民1人当たりの面積、そして公園の種類と公園の調整区域と市街化区域に分かれて面積がわかりましたらお願いをいたします。 それから、市民参加の公園づくりということでお尋ねをいたします。市民参加による公園づくりが行われた自治体がこの近くにあるかどうかということでありますが、ありましたら、名前、そして面積等がわかりましたら、教えていただきたいと思います。 それから、2番目のバランスシートと中核市についてでありますが、これも先月、バランスシートと中核市の市を視察してまいりました。それぞれがことしの国の基準によってバランスシートと中核市の指定を受けたということでありますが、岡崎市においても、バランスシートの取り組みは行われるはずであります。そしてまた、中核市の問題につきましては、今は亡き前田議員が平成10年の6月にも中核市について質問をされております。その内容といいますと、「中核市は市政、市民にとってはメリットはありますか」ということでありますが、再度、中核市にとってのメリットをお尋ねしたいなと思います。 それから、バランスシートについて、作成方法が示されたとも聞いていますが、本市の取り組み、また、どのような基準になるか、お尋ねをいたします。 それから、平成7年に中核市が発足しまして、平成8年4月には中核市への移行が始まったと聞いています。中核市になるための要件は何か、また、平成12年4月までの移行状況はどのようになっておるか、お尋ねをしていきます。 それから、3番目、選挙についてでありますが、6月の選管の発表では、市長と市議の選挙は9月10日の投票と決まりました。4年前の市議選後に六ツ美西部学区という学区が私どものところで誕生したわけでありますが、この学区についての現況はどのようになりますか、お尋ねをいたします。また、すぐ行われます6月の衆議院選挙の対応についても、どのようにしたらいいのかもお尋ねしておきます。 それから、また、この学区以外に市内において変更とか増減が、投票所にありましたら、それもお尋ねをしておきます。 4番目、福祉についてであります。公共施設内に福祉目的の売店設置をということで尋ねてありますが、今回は身体障害者専用売店に絞ってお尋ねをいたします。 実は先日、私ども六ツ美西部の皆さんと本多作左衛門ゆかりの地の茨城県の取手市を訪ねてまいりました。そのときに、市役所においては、市長さん、教育長さんほか多くの方々と貴重な時間を過ごしてまいりましたが、会談の後、庁舎内の見学をしたときに気がついたのですが、ロビーの中に身体障害者専用の売店があったことであります。今までいろんなところを視察にまいりますが、なかなかそういったような売店を見ることはありませんでしたが、たまたま店員さんと話をする機会に恵まれまして、話をしますと、初めは物珍しさでよく売れたと、なれてくると、市民の方々もなかなか買ってはくれないということでありました。でもここに品物を出してくれる人は時々訪ねてきては、自分の物が一つでも売れればすごく喜ぶというような話も聞かさせていただきました。岡崎市においても、喫煙所を今回は設けられたようでありますが、本市の中においても、いろんな売店が市役所以外にもあります。身障者の方々が少しでも希望を持てるような、そして、そういったことを我々が助けていけるようにならないかなということで尋ねますが、身体障害者の人が製造している組織は市内でどのぐらいありますかということ。それから、本市において今後、このような身体障害者専用の売店を建設される予定があるかをお尋ねいたしまして、第1回目の質問とさせていただきます。     (12番 柵木 誠 降壇) ○議長(中根勝美) 開発部長。 ◎開発部長(村井茂) 大きな1番の夢のある公園づくりについての、初めに(1)の本市の公園概要についてお答え申し上げます。 まず、岡崎市内の公園の箇所数と面積でございます。平成11年度末で、公園数が195カ所、面積が344.65ヘクタールでございます。市民1人当たりの公園面積は10.21平方メートルであります。 次に、種類でありますけれども、街区公園が138カ所の37.45ヘクタール、近隣公園でございますが、17カ所の28.10ヘクタール、地区公園としましては、2カ所、7.90ヘクタール、総合公園としましては、2カ所でございまして、41.20ヘクタールでございます。特殊公園といたしましては、5カ所の47.69ヘクタール、広域公園でございますが、1カ所でございまして、98.60ヘクタール、都市緑地でございますが、24カ所、80.45ヘクタールであります。緑道でございますけれども、6カ所ございまして、3.26ヘクタールであります。 続きまして、(2)の市民参加の公園づくりであります。 岡崎市内の公園の中でございますけれども、区画整理事業等によりまして設けられた公園では、地権者の方からの要望を計画的に取り上げまして実施したケースがございます。名前といたしましては、蓑川の区画整理でございまして、葵公園、0.43ヘクタールでございます。 以上でございます。 ○議長(中根勝美) 総務部長。 ◎総務部長(太田美信) 二つ目のバランスシートの取り組みでございます。 まず、基準でございますが、バランスシートを作成、導入することによりまして、財政状況の住民への情報開示の一手法として都道府県を初めとし、市町村においても導入検討が行われているところでございます。しかしながら、自治体ごとに作成基準が異なっておりまして、比較分析の効果、メリットは明らかでないことが問題と指摘されておりまして、実際に作成した地方公共団体は少数にとどまっていたところでございます。こういうことや、また、つくられたところにおかれましても、他団体との比較分析をされたと、こんなことも聞いていないわけでございます。このたび自治省の地方公共団体の総合的な財政分析に関する調査研究会におかれまして、概要報告書の中で具体的な作成手法が示されたわけでございますが、これは44年度以降の地方財政状況調査、いわゆる決算統計を基本データとして作成する方法でございます。一部自治体で独自の方法で作成されていましたが、まちまちであった状況であったものが、この決算統計データを基礎数値として用いることによりまして、公共団体間で作成したバランスシートの比較もできるようになったわけでございます。しかし、この基準も当面のものとしておりまして、今後さらに検討が加えられ、充実が図られると聞いております。 本市の取り組みということでございますが、地方公共団体と民間企業とでは、その活動目的、資産の意味合いが大きく異なりまして、今回研究会で示されました作成方法によるバランスシートと民間企業のものとを単純に比較することはできない点などに留意いたしまして、研究会が示した作成手法の検討を行うとともに、他市の状況も考慮しながら、作成に対しまして前向きに取り組んでいきたい。 また、新しい作成の件でございますが、この3月時点で10の都府県を初め、30の団体と聞いておりまして、自治省が3月に示した基準による作成は岡山市が全国で初めてであるとも聞いております。 次に、3番目の選挙でございます。投票区や投票所の見直しにつきましては、地元の総代会からの御要望を踏まえまして、選挙管理委員会におきまして有権者の方が投票する上での利便性を考え、よりよい投票環境になるのかどうかを十分に御審議いただき、決定しているわけでございます。衆議院議員の総選挙をこの25日に控えまして、既に選挙管理委員会で投票区や投票所の変更について決定し、告示している内容でございますが、まず投票区の変更は3カ所ございます。一つは、法性寺の1区、2区、宮地町の東、宮地町西の4町を合わせ、新設の投票区を設けました。これ80投票区でございます。また、連尺学区の康生を第9投票区、保健センターでございますが、これから第10投票区の城北保育園に、三島学区の宮前を第19投票区の三島小学校屋内運動場から第20投票区、明徳保育園に変更いたしました。 次に、投票所の変更も3カ所ございまして、第8投票区の投票所を市民会館リハーサル室から中央地域福祉センターに、第30投票区の岡崎小学校屋内運動場から岡崎学区こどもの家に、第78投票区の中之郷町公民館から六ツ美西部学区市民ホームに変更し、有権者の利便を図っているところでございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(中根勝美) 企画部長。 ◎企画部長(鳥田晃) 2番のバランスシートと中核市について、(2)の中核市の基準についてお答えします。 まず、中核市となった場合の市行政、市民にとってのメリットということでございますが、従来から、メリットとしては市民サービスの向上、これは市と県という2段階の事務手続が市単独で処理できるための簡素化、そして都市としてのステータスの向上、現在これは政令指定都市に次ぐ都市としての位置づけがされております。それから、個性豊かなまちづくりができる。許認可が中核市となることによってみずからいろいろな計画づくりができると、このようなことが効果として上げられてまいりました。特に今回、御案内のように、地方分権法の関係で幾つかの中核市の移行の対象となる事務も移行されておるわけでございまして、この中には、特に中核市のほか、特定市という位置づけも出てまいりました。現在、これらのメリットについても再度、岡崎市が中核市候補市となったという段階で、新たにどの程度の事務の委譲があるか、内部の研究をしておるところでございますので、よろしくお願いします。 次に、これまでの移行についてでございますが、現在、この12年の4月に2市、北海道の旭川市と松山市が現在の改正前の地方自治法の規定によるところの要件の3要件、昼夜間人口も含めまして、移行しておるところでございまして、現在まで27市が中核市となっております。今回、中核市となる要件として、法改正が今時ございまして、平成12年の4月からは人口50万人未満の市の昼夜間人口比率の要件が廃止されました。したがいまして、ただいまの中核市の要件は人口30万人以上であること、面積が100平方キロメートル以上であること、この二つの要件が現行要件とされておりまして、新たな要件によるところの中核市の候補地としては、岡崎市を含めまして5市が該当をすることとなったという状況でございます。 以上でございます。 ○議長(中根勝美) 福祉部長。 ◎福祉部長(山内純) 4番の福祉についての障害者の授産製品を常時販売する売店についてと、この御質問でございますが、公共施設内で授産製品を販売する売店につきましては、岡崎市福祉団体連合会と市内の各授産施設、10施設ございますが、この双方からの強い要望がございます。また、市といたしましても、市民の方と障害者の方々の交流の場づくりのために設置をする方向で、現在設置の場所、それから、運営方法について検討しておりまして、今年度中には実施に向けていきたいと、このように考えております。 ○議長(中根勝美) 12番 柵木 誠君。 ◆12番(柵木誠) 順番に答弁いただきまして、ありがとうございました。 夢のある公園づくりということで、お尋ねをいたします。答弁の中では、市民1人当たりの面積が10.21平米ということでありましたが、実は私どもの六ツ美西部学区の広場はどのぐらいかと申しますと、岡崎市公園という名前のものはありませんが、広場の集計をしますと大体15カ所ほどあります。1カ所の平均が250平米ぐらいでありますので、単純に掛けますと3,750平米、学区の人口が1万人でありますので、1人当たりは0.375ということで、非常に岡崎市の面積には該当しません。そしてまた、ここに学校とか河川緑地の1万平米を加えても、1人当たりが大体1.7平米であります。とても現在では不足しているということですが、10.21平米までもっていきますと、それぞれどのぐらいの面積をまた公園にしなきゃいけないかということであります。私が今お尋ねしております夢のある公園づくりという名前でありますが、実は余り少ない地域でありますので、子供たちにアンケートをとりました。六ツ美西部学区の小学校の子と六ツ美北の子と同じようにアンケートをとりましたら、名前に出てきたのは「夢いつぱいランド」という名前であります。それは名前をつけた理由はといいますと、一番多かったのが、みんなが夢をいっぱい持ってほしいからというようなことで、4年生の子たちがこんなにたくさんアンケートをくれましたが、その中では、みんなで自分でつくる公園が今まで岡崎市にない。先ほど答弁の中に、蓑川の葵公園が一つあるということでありましたが、子供たちはやっぱり自分たちでつくった公園で遊びたいのが本音だなと思います。岡崎市の公園が悪いというわけではありませんが、できたら私どもの地域にも、田んぼも畑もたくさんあります。そういった中で、10.21平米になれるような面積が確保され、そして今度つくるときは、子供たちの「夢いっぱいランド」のような夢のある公園を岡崎市が取り組んでいただければ、一つでもそういったものができていけば、これから子供たちがたくさん遊んでくれると思いますので、要望を兼ねておきます。 それから、この中に、見ますと、メダカの絵がたくさん出てまいります。教育長さんの方に、ちょっとこれ突然ですがお尋ねをいたします。本市ではホタルについて、自然といえばホタルとメダカというふうになりますが、私どもの六ツ美西部と北の子には、公園をつくるときに、メダカは公園に飼っても、ホタルという文字が一つも出てきません。ホタルについてですが、子供たちには何年生ぐらいから教育をされておるのかということもわかりましたら教えていただきたいと思います。 それから、バランスシートについてでありますが、中核市とバランスシートは、私の後でまたしっかりと近藤議員の方からもお尋ねがありますので、きょうはこのぐらいでお聞きしておきます。 それから、選挙についてであります。選挙について本当に増減されたところがたくさんあるかと思いますが、また皆さんに6月の25日が近いわけでありますので、早いとこ周知徹底していただきまして、少しでも投票率の上がることをお願いしておきたいなと思っております。 それから、福祉についてでありますが、いい答弁をいただきまして、大変ありがとうございます。身体障害者の方、少しでも希望の持てるような明るい地域づくりができていければ、本市としても非常にいいかと思いますので、よろしくお願いいたします。 以上で質問を終わらせていただきます。 ○議長(中根勝美) 市長。 ◎市長(中根鎭夫) 柵木議員さんから大変建設的な幅の広い御質問を賜りましてありがとうございました。大変すばらしい御発想だということの感銘でございます。今の御提言を実行ができるかできぬかというのは、また一緒にすることがありましたら、また考えたいと思っておるわけでございます。 ただ、ここで念を押しておきますが、バランスシートの問題と中核市の問題、これのみは私から現況におきまして、ずばりお答えさせていただきたいと思っております。 まず、バランスシートの問題でございますが、これは逆説を言いますと、つくったところは全国でたくさんありますが、これを開示した実績はほとんどないわけでございます。なぜかといいますと、いわゆる基本になるところの官庁簿記というものが、これに大きな不備があるわけでございますから、つくったところはみんなあるわけでございますが、対比の対象にならないということで、対比をほとんどしておらないわけでございます。そういう関係から、自治省が今度対比の対象になるようなものをつくれという指導をしたわけでございます。ところが、これも基本になるところの簿記が官庁簿記でございます。いわゆる行政簿記でございますから、これがいわゆる実質的な企業関係には対応ができない、こういう欠点を持っておるわけでございます。これは何かと申し上げますと、ある意味におきましては、わかりやすいことを一口に申し上げておきますが、事業公社等で借金をいたしまして先行投資をしておるわけでございます。これが全くこういうものに出てこない。こうしますと、不良債権を持つ銀行と同じような兆候が出てくるわけでございます。こういうものが全く出ておらないわけでございます。これでは、幾らベースにいたしましても、本当のバランスシートにならないわけでございます。そういう意味から、私は非常にこの問題の扱いに実は苦しんだということが実態でございます。 しかし、そういう中におきまして、こういう幾つかのデータを分析しながらやりました一つの方向といたしまして、「ザ・21世紀」という雑誌がございます。これが図らずも10年後の町、こういうことに対しましての論評を書いておりますし、各おのおのの町の財政状況に対しまして、相当こっぴどい論調も加えております。集約いたしまして、本市は7番目ぐらいのデータと、13番目ぐらいのデータがございます。あるいは論説におきましては、10年後の自治体におきまして、生き残れるのは豊田か岡崎だという、こういう極論まで出しておるわけでございます。こういうこともあるということを申し上げておきたいと思うわけでございます。 それから、もう一つ、中核市の問題でございます。中核市の問題だけ私から申し上げておきたいと思います。中核市にメリットがあるかといいますと、私は、議会で申し上げたこともございます。一番メリットがあるというのは何かと申し上げましたら、私は、岡崎市長中根鎭夫、現在におきましては、私が最高のメリットがある、こう申し上げたい。何とならば、地方の市長におきまして、政令市指定都市の市長、名古屋市長というのは、愛知県知事と全く同格の権限を持っておるわけでございます。その次に、中核市の市長でございますが、政令指定都市とは格段の差がございます。しかし、それにいたしましても、それだけの格式があるのが中核市でございますから、私は市長そのものが偉そうに見えるということでございます。 ところが、財政上から申し上げますと、今のところ、私どもの考え方でもっていきますと、答弁する方はむにゃむにゃ言いましてわからんようなことを言っておるわけでございますが、私はわかりよく言っておきます。全くメリットのあるところは一つも出てきておらん。一番大きな問題は何かといいますと、保健所関係を中核市が全部背負わなければならない。これは恐らく30数億は、建築費から、人件費からいきましても60人ぐらいでございますから、大変な問題でございます。そのほかに、行政が手元に入ると言いますが、本当に何があるかといいますと、余り市民が便利になったと言われるものが入るか入らぬか、非常に問題があります。 もう一つ、私はずばり申し上げます。私は、この問題に対しまして、私自身が考え違いをしているかどうかということに対しまして、隣の最も経済状況の高い市長さん、中核市の市長でございますが、私は、その方から陳情を受けたんです。中核市のメリットがちっともない、しかし、「あなたの町は一番先に中核市になっておられるではないか」と聞いてみました。それは結局、財政的には非常に問題があるけれども、財政を超しまして、市民が中核市になったという自覚を持つことは、経済性の問題よりも非常に大きいということで、中核市の手を挙げたけれども、幾ら何でもこれじゃ情けないと言って、陳情を受けたのが私でございます。何とならば、行政部会長という立場で陳情を受けたわけでございます。 もう一つございますのは、福山市の市長に対しまして、この問題をこの間一晩かかって2人で討議をいたしました。結論を申し上げますと、2人で一致したところは、これはお互いに財政状況が交付団体であるならば中核市もそれほど悪い制度ではないでしよう。しかし、不交付団体であるということになってきたら、福山市長でさえも、「おれちょっと断を下すにはちゅうちょするよ」と言っておられます。ここまで私は申し上げておきたい。私は、一つの名誉よりも、本当に岡崎市のこういう状況下におきまして、どういうことになることが一番市民のために幸せか、こういう問題を真実をお話を申し上げながら、検討していきたいというのが私の現況の考え方でございますから、ここまで申し上げておきたいと思います。 以上でございます。 ○議長(中根勝美) 教育委員会指導部長。 ◎教育委員会指導部長(梶尾長夫) ホタルのことについての学習でございますが、水の生き物とか昆虫については、小学校においては、1、2年生の生活科及び4年の理科で学習しております。ただし、取り上げる教材については、主として地域教材を生かしておりますので、学校においてさまざまな取り上げ方があるわけであります。 なお、本市におきましては、ホタルについて、共通して少年自然の家において行われる5年生の山の学習で取り上げております。また、美合小、生平小、秦梨小、河合中におきましては、環境学習の一環として継続的に取り組んでいるところであります。 以上です。-------------------------------------- △村越恵子議員の質問 ○議長(中根勝美) 19番 村越恵子さん。     (19番 村越恵子 登壇) ◆19番(村越恵子) 議長のお許しをいただきましたので、通告の順に従い質問させていただきます。よろしくお願いいたします。 1、良書に親しめる環境づくりの推進についてお尋ねをいたします。 ことしは「子ども読書年」でございます。5月5日の子供の日に東京・上野に誕生した国際子ども図書館の開館にあわせ、昨年、国会で「国を挙げての読書活動を支援する」と決議されました。私も早速、国際子ども図書館に行ってまいりましたが、全面開館の平成14年が待ち遠しい思いになりました。読書の押しつけはいけませんが、すべての子供たちに本と親しむ機会をつくり、読書環境を整備するのは社会の責任と言えます。子供の活字離れが憂慮されていますが、子供たちの読書環境をもう一度見直してみたいと思います。そこで、お尋ねをいたします。「子ども読書年」の本年、本市の取り組みについてお聞かせください。 人間は本来、「聞く」、「話す」という体験を基礎にして、読む力、書く力を身につけていくといいます。だからこそ、1人で本を読むようになる前に、親子の間で、「聞く」、「話す」という体験をたくさん積んでおく必要があるわけです。読書の前段階の体験として、絵本の読み聞かせが重要視されている理由もここにあるわけです。大人の場所というイメージの強かった公共図書館も児童向けサービスを充実させています。本市の図書館での児童向けサービスの取り組みについてお聞かせください。 次に、学校図書館についてお尋ねをいたします。 子供たちが長く過ごす場所であり、学習を支える場としても役割が高まっています。しかし、かぎがかかっていたり、蔵書が不足していたりなど、利用しにくい学校が多いのが現状と言われています。学校図書館を生かすには、本や資料に関して専門的な知識があり、子供や教師の相談に乗ることのできる司書の存在が大きいと言えます。97年6月の学校図書館法の改正により、2003年度以降、12学級以上の小中高等学校は、司書資格を持った司書教諭を配置しなければなりません。本市の計画についてお聞かせください。 2、中央図書館についてでございます。本市の市街地活性化基本計画の中に、岡崎城に隣接する空き地に中央図書館と地下駐車場を建設するとの発表がありました。新図書館ではなく、中央図書館と位置づけされたことについて、本市の目指す図書館とは何か、お聞かせください。 次に、11年度に図書館基本構想策定をされましたが、内容についてもお聞かせください。 現在ある市立図書館は狭く、特に駐車場の利用しづらさは市民のどなたも口をそろえて言われるほどです。中央図書館については、早くも市民の皆さんから収蔵能力や駐車台数についてお尋ねがございますが、当然この課題について解決される施設内容になるかと推察いたしますが、いかがでしょうか、お聞かせください。 3、子育て支援の充実。 (1)子育て支援センターの拡充についてお尋ねをいたします。 国は新エンゼルプランにおいて、特別保育事業についても「多様な需要にこたえる保育サービスの推進」及び「在宅児も含めた子育て支援の推進」の観点から、積極的、計画的な推進を図り、12年度予算において、実施箇所数の増や補助要件の緩和等行われました。例えば、乳幼児健康支援、一時預かり事業の実施対象施設に、保育所を追加するとともに、同事業の枠に訪問型の一時保育を追加、また、子育て支援センターの事業内容も緩和されてきました。それらを受け、他市では、独立型の子育て総合支援センターを設置、さらに数カ所の子育て支援センターを設置するなど、少子化対策に今まで以上力を入れ、取り組みを進めています。 本市の子育て支援センターは、平成5年から八帖保育園に設置をされ、8年がたちました。県内でも他市より早く取り組まれたことは評価をいたすところであります。そして、本年度より行政組織規則で児童課の所属として子育て支援センターとして位置づけされ、専任の所長さんと保育士主任が配置をされました。場所は以前と同じ八帖保育園です。子育て支援センターの果たす役割は、今後ますます重要になってきます。特別事業の拡大、専用場所の確保、複数の支援センターの設置など、積極的に取り組んでいただきたいと思いますが、お考えをお聞かせください。 (2)子育て支援ホームページの開設についてお尋ねをいたします。 本市は各課の事業案内のホームページを開設しています。しかし、子育てに関する情報を取り出すには、幾つかの課のホームページを開き、それから担当課に尋ねるというように、情報都市・岡崎としては何とも寂しい内容ではないでしょうか。離乳食のつくり方から遊び、健康、行政情報まで育児の各段階ごとに必要な情報満載のホームページを開設してはいかがでしょうか。また、乳幼児を持つお父さんとお母さんに子育て情報満載の「子育て支援ガイドブック」の作成についてもぜひ進めていただきたいと思います。あわせてお考えをお聞かせください。 (3)乳幼児無料健康診断の休日実施についてでございます。 乳幼児健診は母子保健法に基づいて、1歳未満の乳児、1歳6カ月、3歳の幼児を対象に、市町村が保健所や委託先の医療機関などで実施をしています。全般的な発育状況や栄養状態のほか、言語や聴力障害など細かく調べ、何らかの疾患が見つかったときは、精密検査も受けられます。この乳幼児健診は、子育て真っ最中の御夫婦にとって、子供の健やかな成長を確認するとともに、これからの子育てへの自信を深めていく大切な節目となります。現在、健診を受けられるのは平日のみということで、共働きの若い夫婦がふえるに連れ、休日の乳幼児健診への要望も高まっているようでございます。厚生省は、今年度から休日健診を始める市町村を対象に、補助事業を立ち上げ、取り組みを促す考えと聞いております。実施するかどうかは市町村の決断次第であります。本市の取り組みについてお考えをお聞かせください。 4、福祉行政の充実。 (1)聴覚障害者の日常生活用具給付についてお尋ねをいたします。 現在、重度の身体障害者手帳及び療育手帳A判定を持つ人に給付がされています。聴覚障害者の方には、屋内信号装置や通信装置、文字放送デコーダー等、厚生省の実施要項の定めに従い、一生に1回の給付で、修理についても自己負担と聞いております。本市独自の応援はできないものでしょうか、お聞かせください。 (2)耳マーク標準板設置についてでございます。 病気や事故、高齢などによって、人生の途中で耳が聞こえなくなったり、また聞こえにくくなったりする中途失聴や難聴者の方は、全国で人口の5%、約600万人、20人に1人と言われています。今後の高齢化社会の進展に伴い、老人性難聴者はますます増加が予想されております。こうした中途失聴、難聴者対策の一つとして、「耳の聞こえの悪い方は筆談しますので申し出てください」との言葉とともに、耳の形をデザイン化した日本身体障害者団体連合会の耳のシンボルマークを入れたB5版サイズのカードを設置する自治体がふえてきているようでございます。本市も福祉の窓口に関係団体の申し出により1カ所設置されていますが、今後積極的に市役所を初めとして全公共施設に筆談受け付けの耳マークの設置が必要と考えますが、いかがでしょうか、お答えください。 5、ボランティア活動の推進についてお尋ねいたします。 ボランティア活動を行っている人の割合は、90年代を通じて5から10%で、この状況に大きな変化はなく、だれもが、いつでも、気軽に、楽しく活動できる環境づくりは、依然として未達成であり、引き続き取り組む課題とされています。 本市は、社会福祉協議会の中にボランティア推進事業としてボランティアセンターが中心となって運営をされています。ボランティアの登録状況とボランティア・コーディネーターやアドバイザーの研修、設置状況について現況をお聞かせください。 また、事業内容の一つに、福祉教育事業として福祉協力校、福祉推進校のモデル校指定がありますが、指定の基準、内容、実績についてもあわせてお聞かせください。 阪神・淡路大震災には延べ150万人のボランティアが駆けつけ、低調と言われた日本のボランティア活動は、「ボランティア元年」と言われるほど盛り上がりました。そこで活躍した人たちを中心に、災害時に活動する災害救援ボランティアが継続的に必要ではないかとの認識が生まれ、各地において組織化が進められています。と同時に、行政側の受け入れ体制の整備が重要になり、支援活動の調整役を担うボランティア・コーディネーターの存在が不可欠になってきます。そこでお尋ねをいたしますが、本市においては防災ボランティアについてどのような認識をお持ちでしょうか、お聞かせください。 最後の質問になりますが、ボランティア活動の中身も福祉だけではなく、環境、観光など多くの分野に広がってきました。どこへ問い合わせてよいかわからない、受付窓口が欲しいとの意見をいただいております。行政ができる支援としてぜひ必要と考えます。取り組みについてお聞かせください。 以上で第1質問を終わります。ありがとうございました。     (19番 村越恵子 降壇) ○議長(中根勝美) 暫時、休憩いたします。             午後3時休憩--------------------------------------             午後3時11分再開 ○議長(中根勝美) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 市長。 ◎市長(中根鎭夫) 村越議員さんの御質問に対してお答えをさせていただきます。 まず、その一つは、私の記憶違いかもしれませんから、これは本会議でございますから、違っておる、あるいは改正があったら、特に教育委員会の方で遠慮なく訂正をさせていただきたいと思っております。 何かと申し上げますと、実は図書館の司書の関係でございます。私どもは図書館行政におきまして、司書の職責というものは非常に大きく評価しておるわけでございまして、せっかくの図書がございましても、その図書を活用する手法、そしてこれを管理する手法、こういうことに対しまして、司書業務というのは大変大きく考えておるわけでございます。しかし、現在どうかといいますと、実は細川総理が、あれはたしか知事の時分に、県の図書館に対しまして司書がおらないということで補助金がカットになった。これを、総理になられましたから、別にあだを打ったわけじゃないと思いますが、構造改革か何かの関係でもって、図書館に司書は置かなくても補助対象には関係ない、こう変えられたわけでございます。これは、実は私は、細川さんのおやりになったことにしては、これで本当にいいだろうかな。そんな論法でいくならば、逆なことをいえば、美術館、博物館には学芸員は要らんじゃないかと、こうなってしまうわけでございますから、これはちょっとおかしいなと思うわけでございます。そういう問題があったということでございますから、ほかの枝葉の法律がどうなっておろうとも、国の補助対象からは、司書がおらなきゃならないというやつを一項削られてしまったわけでございます。 これがその後復活しておれば別でございますが、それでない限りにおいては、実はこれが削除になってしまっておる、こういうことでございますから、私はそういう意味におきまして、今村越議員さんがおっしゃいました司書機能、こういうことに対しまして、私も寒心を持っておるということを正直に申し上げたいと思うわけでございます。 しかし、そんな中におきまして私は、非常に喜んでおりますのは、村越議員さん、大変厳しいことをおっしゃるようでございますが、ほのぼのとした暖かさの中にお諭しをくださいまして、私はそういう意味におきましては感謝を申し上げておるわけでございます。大変失礼な言い方かもしれませんが、私の子供の時分には、「寝ていても、うちわの動く親心」、こういう言葉があったわけでございます。扇風機も何もない時分に、本当に子供を自分のかいなの中に抱きながら、片方の手でうちわで動かしておってくれる、これが母親の愛だと思っております。そうして、それがまた形を変えまして、いわゆる物語や昔話を寝るまで聞かせてくれた、あるいは童話を読んでくれた、こういう問題が、これがいわゆる子供たちに対する精神文化の原点であったであろうと思うわけでございます。私はそういう意味におきましては、議員さんおっしゃいました本当に文字離れ、こういうことは大変大きな問題があろう。なるほど現在におきましては、いわゆるIC関係等におきまして、すばらしい、便利なものが出てまいりました。しかし、文字を本当に親たちが、母親が語って聞かせてくれる、こういう中に、子供の幼時の教育の原点があったではなかろうかと思うわけでございます。お説の中に私はそのようなものをほうふつと浮かべながら、私の幼時時代を回顧したわけでございまして、そのような感覚の方があるということは、本市にとりましても誇りであるなと思ったわけでございます。 以上申し上げまして、私の答弁にかえさせていただきます。御無礼いたしました。 ○議長(中根勝美) 教育委員会指導部長。 ◎教育委員会指導部長(梶尾長夫) 初めに、子ども読書年についてであります。各学校では、平生においてそれぞれ読書指導、読書活動をしているところでありますが、本年多くの学校におきまして、子ども読書年に関する取り組みをしております。主な取り組みとしては、小学校では、子ども読書年を記念とした図書館祭りや読書集会、中学校では、読書週間の設定や放送による読書案内などであります。 二つ目に、本市の司書教諭の充足計画についてでありますが、図書館法の改正によりまして、司書教諭を置くこととする学校は、本市におきましては、小学校33校、中学校16校であります。そのうち既に配置をしている学校は、小学校22校、中学校11校であります。現在、県教育委員会の資格取得の講座等とあわせながら、準備を進めておるところであります。 以上です。 ○議長(中根勝美) 教育委員会管理部長。 ◎教育委員会管理部長(鈴木眞秋) 1番の中の良書に親しめる環境づくりの推進の中で、ことしは子ども読書年だが、本市での取り組みはどのようなものかという中で、乳幼児向けの図書館での取り扱いにつきましては、子供図書室に約5万冊の叢書を備えまして、子供図書室へ職員を置くなどして良書に親しめる環境づくりに努めております。 次に、2番の中央図書館につきまして、本市の目指す図書館像はどのようなものかというようなお尋ねでございます。中央図書館にふさわしい特色、それから規模、叢書数、機能を備えた、21世紀の新しい時代に対応し、高度情報化社会に対応し、人にやさしい知的オアシスといったようなものの中で、市民の要望を参考にしながら、今後中央図書館像を引き続き慎重に考えていきたいと思います。 以上でございます。 ○議長(中根勝美) 福祉部長。 ◎福祉部長(山内純) 3番の子育て支援の実情についてでございますが、その中の子育て支援センターの拡充につきまして、今までの事業につきまして評価をいただいたところでございますが、今後の事業につきましても、休日保育や病後児保育など特別保育につきましては、必要があれば現在あります保育園の中で実施させていただきたいと思います。施設の建設につきましては、まず子育て保育事業の事業の充実の方が先と考えておりまして、施設の建設につきましては、今後の検討課題としてとらえさせていただきます。 それから、ホームページにつきましてでございますが、現在子育て支援の情報につきましては、本市のホームページの中に、児童課の業務内容としてとらえておるところでございます。本市のホームページは、ページ数が多いことと、担当課の職員が制作しておるということで、特徴があるわけでございますが、御指摘をいただきました面も考慮しまして、今後情報の集約化とか体系化につきまして、見やすい方法等を考えてまいりたいと、このように思っております。 それから、子育てマップにつきましての御提案でございますが、現在、暮らしのガイドマップ、市民便利帳、電話サービス等で情報を提供させていただいておりますが、新たなガイドマップ等につきましては、今後その必要性を考えてまいりたいと、このように思っております。 それから、4番の福祉行政の中で、障害者の方の日常生活品の給付、これにつきまして、日常生活用具は、初回のみの交付となっておりまして、補装具につきましては、耐用年数が経過したときに、御本人からの申請があれば、新たに交付していることでございまして、それから日常生活用品につきましては、修理等の経費も御本人持ちになっております。これは国の施策でございますので、現在市がこれに単独でということは考えておりませんので、御理解をいただきたいと思います。 それから、耳のマーク、イヤマーク、これはシンボルマークでございますが、これにつきましては、先ほど御指摘のとおり聴覚障害者の方から要望がございまして、現在障害援護課の方でやっておりますが、これにつきまして、効果をしばらく検証いたしまして、そのぐあいによっては、また広げることも考えております。 次に、ボランティア活動の推進につきましてでございますが、二、三点の質問でございます。 まず、社会福祉協議会のボランティアセンターは、ボランティアの養成、研修、広報活動を行っております。ボランティアの方と利用者の方との連絡調整につきましては、ボランティア連絡協議会に依頼しておりまして、この連絡協議会は3名のボランティアコーディネーターが対応しておる、こういう現状でございます。会員になっておられる団体は72団体、2,369人でございまして、昨年の派遣実績は、申し込み件数が4,534件ございました。 それから、福祉協力校、福祉推進校でございますが、これにつきましては、市内の小中学校及び高等学校を対象に指定いたしておりまして、福祉に関します地域交流、それから募金活動だとか交流体験などの事業を行っております。 以上でございます。 ○議長(中根勝美) 環境衛生部長。 ◎環境衛生部長(鳥居良紀) 乳幼児無料健康診断の休日医師ということでございます。この診査につきましては、現在岡崎市医師会、それから岡崎市歯科医師会の協力によりまして事業を委託しまして、平日に実施しておるわけでございます。御案内のとおりでございます。 特に健診日程について、受診者の希望も取り入れまして、便宜を図っております。このために、受診率は98%前後、極めて高い数値を示しておりまして、保護者の方々にも御理解をいただいておるものと理解をしております。 御質問の国の補助制度についてでございますが、新聞紙上では伺っておりますが、国、県からの関係につきましては、まだこの通知を受けておりませんので、詳細な内容はわかりませんが、休日健診につきましては、今後医師会、それから歯科医師会の意向をお伺いしながら、将来の課題としてまいりたいと、このように思っております。 以上でございます。 ○議長(中根勝美) 総務部長。 ◎総務部長(太田美信) ボランティア活動の推進の中で、防災ボランティアの関係でございます。御指摘のとおり、阪神・淡路大震災以降の大規模災害時におきまして、救援物資の受け入れ、配給など、行政と連係をした活動が注目され、その重要性は十分認識をいたしておるところでございます。本市の地域防災計画におきましても、ボランティア組織の支援、受け入れ体制の整備等について新たに盛り込むとともに、現在市内に11名の、愛知県が実施するボランティアコーディネーター養成講座を受講された方が見えますが、今後もさらにボランティアコーディネーターを目指す方々の支援を進めてまいりたいと考えております。 また、ボランティア団体との連携につきましても、10年度に実施いたしました愛知県との合同総合防災訓練において、県内15のボランティアグループの御参加をいただきまして、現地ボランティア支援本部の開設、運営訓練やボランティアコーディネーター相互の連絡調整訓練など、ボランティアと防災関係機関との連携を深める訓練を実施いたしております。今後は、ボランティアに対しまして、市民意識の啓発を図るためにも、現在検討しております防災拠点施設整備に合わせまして、防災ボランティアの受け入れ、活動拠点の整備も検討してまいりたいと考えております。 ○議長(中根勝美) 社会部長。 ◎社会部長(武藤勝義) ボランティア活動につきましての総合的な窓口ということのお尋ねでございます。 ボランティアの活動につきましては、各担当課の方で対応しているところでございますが、これに関する情報、また資料の提供などにつきましては、社会部の自治課で行うこととしておりまして、ボランティア活動等の窓口の役目を果たしていくために、ただいまNPOに関する情報、またボランティア活動の情報につきましては、市内、市外を含めまして、また岡崎まちづくり市民公社での支援や活動の情報等、幅広く情報や資料の収集に努力、整備をしているところでございまして、御照会等に対しましてお答え、または御案内できますように努力をしてまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(中根勝美) 19番 村越恵子さん。 ◆19番(村越恵子) それぞれお答えをいただきまして、ありがとうございます。 第1質問の中で回答漏れがあるんではないかなと思うんですが、図書館としての読書年の取り組みと、それから児童向けサービスはどうしているのかという答えがなかったと思いますので、よろしくお願いいたします。 じゃ、良書に親しめる環境づくりの推進について4点ほどお尋ねをしたいと思います。 まず1点目ですが、日本図書館協会が92年に全国の公共図書館を対象に行った調査があります。この調査は、いわゆる学校との連携事業ということで、65%の図書館が学校と何らか連携事業を実施している。そして、将来実施したいというのも含めますと、90%を超えているというアンケート調査が載っておりました。学校では今、総合的な学習の実施に伴って、調べ学習の機会がふえていると思うんですね。それに伴って、公共の図書館の利用を促したり、地域の教育力の活用という観点から利用するケースが多くなってきているというふうに伺っております。子供の本離れが指摘されておりますし、公共図書館と学校との連携事業が、子供たちに本のおもしろさを再発見させる機会にもなるのではないかと思いますので、本市の状況についてお聞かせ願いたいと思います。 2点目ですが、先ほど第1質問でもお話ししましたように、子供の本との出会いなんですが、これも適齢期があると思うんですね。年齢的なタイミングが合わない本では、楽しさがわからないわけで、本はやっぱり選んでいくものだと思うんです。子供にどの本を読んであげたらいいのかというのは、たくさん本が出ているんですけれども、お母さん方は実際には悩んでみえるんですね。特に乳幼児健診の際に、例えば言葉を発する前、また笑顔ができたころ、いわゆる年齢に応じての推薦図書といいますか、そういったパンフレット、乳幼児編だとか幼時編だとかというものを図書館から発信していくという、これは手づくりでいいと思うんですが、そういった健診の際に、そういった推薦図書パンフレットの配布はどうかなと思うんです。これは当然、やっていけば、良書の推薦とともに、図書館利用の推進にもつながっていくと思いますので、この辺のお考えをお聞かせ願いたいと思います。 それから3点目ですけれども、先ほど司書教諭についての計画をお話ししていただいて、順次進めているというふうにお伺いをしました。それとあわせて、例えば12学級以下の、いわゆる司書を置かなくてもよいという学校なんですけれども、例えば他市なんかでは、そういった司書を置かなくてもいい小さな学校、そういったところは、一般公募いたしまして、図書館の補助員だとか、読書指導員、例えば週3回だとか、そういった形で子供たちに良書を与える、そういった教育をしているようでございます。そういった観点からしますと、本市の12学級以下の学校に対してはどのような措置をとられていくのか、この考えをお聞かせ願いたいと思います。 それから、これからの課題になるかと思うんですが、市民サービスの一環として、例えば公共図書館の蔵書の検索、これはホームページで手軽に情報が取り出せるように今後取り組んでいただきたいと思いますが、この取り組みについてお聞かせ願いたいと思います。 それから、中央図書館についてお尋ねをしたいと思います。非常に抽象的な御回答だったんですが、岡崎21世紀プランの中に、社会教育の施設整備充実という欄がございますが、そこに図書館としての機能を持ち、将来的に市民の資料要求にこたえられる蔵書が収納可能な高度情報時代に対応した新たな図書館の整備を推進するというふうに載っております。私は、21世紀に対応できるいわゆる蔵書数、これは100万冊の蔵書が要るんではないかなと思っているんですが、そういった収容可能な施設を考えた場合に、参考までにお聞きするんですが、100万冊の蔵書を収容できる施設を想定いたしますと、いろんな附属施設もあるかと思うので、答えにくいかもわかりませんが、一般的な広さとしてどのぐらい想定していいのか、教えていただきたいと思います。 またあわせて、これから21世紀の時代は電子図書館というものが当然取り組まれるかと思うんです。電子図書館になりますと、デジタルアーカイブ、デジタルミュージアム、いわゆる情報の検索やデータベースを提供していくということと、マルチメディア、百科事典という形になると思うんですが、そういった中央図書館においての電子図書館の取り組みについてもどういうお考えなのか、あわせてお聞きしたいと思います。 よろしくお願いいたします。 ○議長(中根勝美) 教育委員会管理部長。 ◎教育委員会管理部長(鈴木眞秋) 最初に、良書に親しめる環境づくりの中で、図書館における具体的な取り組みが漏れておるというようなことのお答えでございます。 図書館におきましては、定例行事として毎週木曜日に、館内の童話室で職員がお話と紙芝居の会を幼児向けにやっております。 それから、子供の本紹介講座ということで、年7回、子供を持つお母さんなどを対象に開催をしております。 それから2点目に、幼児向けの推薦図書などを健診センターなどで配布しているところがあるが、本市はどうかということでございます。幼児向け図書、幼児向けの推薦図書の紹介のチラシ配布などについては、今後検討して、取り組んでいくような方向で考えていきたいと思っております。 それから、電子図書館についてどうかというようなことでございますが、電子図書館の取り組みにつきましては、今後学校などで図書館の叢書検索がパソコンで行えるようなことを、学校だけでなく、市民だれもがこれらに対応できるような方法に取り組んでいきたいというように考えております。 それから、21世紀に対応する図書館像の中で説明をいたしました一般的に図書の叢書数が100万冊だとどのくらいの面積の規模かというようなことでございます。具体的な数字は持っておりませんが、100平方メートルで1万冊程度のスペースが必要ではないかというようなことを思っております。これにつきましては、この程度で御理解を願いたいと思います。 以上でございます。 ○議長(中根勝美) 教育委員会指導部長。 ◎教育委員会指導部長(梶尾長夫) 良書に親しめる環境づくりということに関連して、3点であったと思います。 初めの公共の図書館と学校との連携でございますが、議員御指摘のとおり、本年度より総合学習、総合的な学習の時間が試行されまして、平成14年度より全面実施され、ますます調べ学習が盛んになってくる、充実しなけりゃいけないと思います。そういう意味において、今後学校との連携、現在も公立図書館との連携ということで、いろいろと活用させていただいておりますが、ますます深まっていくものと考えております。 二つ目に、良書との出会いと推薦についてですが、一つには、現在小学校においては、毎年各学校において推薦図書というのの紹介をそれぞれの学校で行っております。また、中学校においてよく行われるものとしては、何々学校50選とか、そういうような形でそれぞれ工夫をして、良書との出会いができるような環境づくりに努めているところでございます。 3番目に、司書教諭の充足に関連して、12学級以下の学校についてはどうかということです。現在、司書教諭の養成講座に参加する中でその充足を進めていくわけですが、それにとらわれずに、12学級を超えるというところにとらわれずに、この司書教諭について資格者の充足というんでしょうか、充実を考えていきたい、そんなふうに思っております。 ○議長(中根勝美) 19番 村越恵子さん。 ◆19番(村越恵子) いろいろありがとうございました。 もう1度質問させていただきますが、乳幼児の無料健康診断の休日実施の中で、部長の方から、98%の受診率、そして便宜を図っているというふうに言われたんですが、この便宜を図っているというのは、時間を延長しているとか、相手に合わせてとかということで理解していいのかどうか、確認をさせてください。 それから、ボランティア推進事業の中の市民啓発事業として、毎年福祉祭りが行われていると思うんです。それで、場所が福祉の村から福祉会館の横の駐車場の方にかわったと思うんですけれども、これは去年で2回目かな、と思うんですが。それで、この移動の理由なんですけれども、余りぴんとこないというか、どうしてかわったのかなというふうに思うんですが、ちょっとその辺の経緯がよくわかりませんので、説明していただきたいと思います。 それから、中央図書館についてですが、非常に答えづらいと思いますが、本当に皆さん、すごい期待をしていると思うんですね。特に今は狭い、駐車はしにくいということで、中央図書館になれば、広くて、駐車場もできて、本当にすばらしい図書館ができるというふうで、皆さん期待も大きいと思うんです。図書館というのは、やはり読む、見る、聞く、この三拍子、情報と知的交流の拠点というふうにとらえていると思いますし、当然長時間滞在型になってくると思うんですね。いろんな特色づくりをこれから基本計画の中で出されると思うんですが、特に今の現図書館でも、岡崎は子供図書館、5万3,000冊ということで、かなり力を入れていらっしゃると思います。今後も、子供図書館、いわゆるお話のルームだとか、それから親子の触れ合いルームだとか、紙芝居、それから手遊びといったいろんな意味で、子供図書館というのを特色の一つの中に入れていただきたいと思うんです。 あわせて、附属施設の中に、雨天時遊べる子供さんの施設が非常に岡崎は少ないので、そういったプレールームなんかもぜひとも入れていただきたいなというふうに要望しておきます。 またあわせて、滞在型という図書館がこれからメーンになってくると思いますが、いわゆる開館時間、今までみたいに5時で終わりですよというんじゃなくて、お勤め帰りの方も寄っていただいて、9時ごろまであいていると。これも大きな特色になるのではないかなと思っておりますし、また青空の下で読める空間の設備を整えるだとか、いろんな意味で、非常に夢が膨らんでくると思いますので、どうか市民の方の期待にこたえられるような、そういった中央図書館の基本計画を出していただきたいと思います。 それから、最後の質問になりますが、今、不要図書のリサイクルをやっていただいております。とてもありがたいことだと思いますが、年に1回、本年は6月の17、18ですか、2日間でやるんですけれども、これも全国的に大好評ということで、年に1回からだんだん皆さんにもっと幅広く利用していただくということで、受付・貸出カウンターの横に常設コーナー、いわゆる1カ月単位ぐらいで不要図書を出していく。そうしますと、1年の限られた日にちに来れない人にも提供できる、そういう取り組みがありますので、今後の取り組み方の考え方についてあわせてお聞かせいただきたいと思います。 以上で質問を終わります。 ○議長(中根勝美) 教育委員会管理部長。 ◎教育委員会管理部長(鈴木眞秋) いろいろの御提言をいただきましたので、今後検討してまいりたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(中根勝美) 環境衛生部長。 ◎環境衛生部長(鳥居良紀) 予定した日が都合の悪い方は、日時等を調整させていただいておると、こういうことでございます。 以上でございます。 ○議長(中根勝美) 福祉部長。 ◎福祉部長(山内純) 福祉祭りの件でございますが、これは、たまたまこの年は、友愛の家が改装のため使えない、こういうことから、福祉会館の方にかえたわけでございますが、むしろこちらの方が好評で、使い勝手もいいということでございますので、今後はこちらの方でやっていきたいと、このように聞いております。-------------------------------------- △川澄正幸議員の質問 ○議長(中根勝美) 23番 川澄正幸君。     (23番 川澄正幸 登壇) ◆23番(川澄正幸) さきに通告いたしました順序に従い、議長のお許しをいただきましたので、質問いたします。 皆さん、大変お疲れのことと思いますが、しばらくのおつき合いをお願い申し上げます。 岡崎の南の玄関、JR岡崎駅を中心とした都市基盤の整備でありますが、駅東の区画整理事業も、関係者の御理解と御協力によりまして大分進捗して、町並みも徐々に見えてまいりました。 また、シビックコア事業の合同庁舎の建設工事も、つち音高く進行しています。あわせて、本市計画のシビックセンターも、平成13年には建設の予定と聞いております。中核都市岡崎の南の玄関口が大きく変わりつつあり、関係の皆さんに感謝をしつつ、将来に向け、期待をして質問いたします。 大きい1番の都市基盤の整備、道路網でありますが、これ、1番と2番がいささか矛盾をしておりますけれども、あえて質問いたします。 (1)のJR線の高架計画でありますけれども、これ、なかなか難しいことは十分承知をしております。私が平成5年、議員になって初めての議会で質問いたしました。やはり、駅周辺の開発、また道路網の整備には、JR線路の高架が一番いいわけであります。夢を求めて再度お伺いいたします。 高架が悪いということで、(2)の東西を結ぶ立体交差であります。JR岡崎駅と、そしてシビックコア地区を結ぶいわゆる東西の道路整備であります。駅の利用者または歩行者は、連絡通路として大変喜ばれております、いわゆる自由通路があるということであります。しかし、道路計画については、駅東区画整理事業との整合性が不可欠ということでありました。7年前の計画では、北側アンダー、南の路線はオーバーというようなことでした。そして、車道は8メートル、側道というような記憶をしております。現状の平面交差の踏切は、御承知のとおり常時渋滞が著しく、交通事故の危険性がとりわけ心配であります。その後の計画は変更しているようでありますが、計画は一体どうなっているのか、また区画整理事業の進捗もありますが、あわせて実施計画はいつになるのか、お伺いをいたします。 (3)の岡崎刈谷線についてであります。渡橋の拡幅、東西の取りつけ改良工事も施工され、今後の計画は一体どうなっているのか。駅東地域への、そして前にも申し上げましたが、シビック地区へのアクセスとして、今後ますます交通量が増加すると思います。拡幅計画は、改良工事はいつか。もちろん、この路線は県道で、県の施行であります。したがって、市当局の対応についてお伺いをいたします。 (4)であります。国道1号の渋滞も深刻で、市長も、通過車両対策が重要な課題と言われております。本市の道路整備計画について、特に南部地域の現状の道路網は、南北に通る248号、旧の248号-幸田岡崎線であります、それから岡崎衣浦線、一色線であります。しかし、いわゆる矢作川を通過すると、橋を見ながら、次の橋が見えるというようなところもあるわけであります。国道1号や東名高速道路に通ずる、いわゆる道路網の整備がおくれている、整備されていないように感じます。交通渋滞の緩和、将来の交通網について、幅広い観点から、御見解があれば、この際お伺いしておきます。 次に、大きい2の住宅行政、市営住宅土井荘についてであります。 さきに、けさ鈴木議員の質問で、建てかえの計画を準備しているというような回答でありました。しかし、私は今まで2回3回とこのことは質問してまいりました。重複しないよう、違う観点からあえて質問いたします。 建てかえの計画の準備中ということであります。戸数の計画があると思いますが、何戸ぐらいか、教えていただきたい。 それから、これから建設する住宅は、当然中層または高層住宅になると思います。土井団地の南と北に分かれる敷地の有効利用を図った適正な配置、特に駐車場等も必要でしょう。景観も問題もあります。団地を分断する安城幸田線の交通安全も考えなければなりません。 そこで、お聞きしたいのは、市営住宅のほかに、公共施設の併設など考えておられるのか、御見解があれば、お伺いしたいと思います。 また、現在伊賀町に中堅所得者向けの特定公共賃貸住宅を建設しておられますが、この団地にも特定公共賃貸住宅を建設する計画があるのか、お聞かせください。 3番、水資源について3点の質問をいたします。 (1)は、ことしの長期予報によると、自然の恵み、降雨量のことでありますが、こればかりはもちろん予測が難しいところであります。そこで、ずばり、まず現況の水源ダムの水量、貯水量と貯水率を教えてください。 次に、(2)の節水対策についてであります。渇水期になれば、当然節水対策が要求されるし、また必要でもあります。省資源、いわゆる省く面の節約でありますが、本市で市庁舎や公立の小中学校で、節水ごま、ケロップを使用して節水しているというふうに聞いております。このケロップの効果、メリットがあると思いますが、節水量がわかれば、教えていただきたいと思います。 (3)の中水道の有効利用についてであります。天からの貴重な恵み、雨水でありますが、水資源の確保として、雨水の再利用、中水の活用がこの先重要な課題のような気がいたします。小川でメダカが見られる、そういった時代と違いまして、都市化に伴い、雨水等は、降れば地下に浸透しなくて、用水、河川に流れてしまう、いわゆる三河湾に流れていってしまうということであります。当然のことでありますが、採算の面もあります。本市において、公共施設等中水の再利用、有効活用をしていると思います。どのような方法、どのような活用をされているか、現況についてお伺いいたします。 次に、さわやか交流館についてであります。 (1)、建設計画と選定基準でありますが、平成12年度の建設予定地区が決まって、今議会にも提案されます。さわやかに女性団体と長寿者の方が交流する拠点であり、長寿化社会に向け、期待をされる施設と考えております。とりわけ、長寿者には喜ばれる施設と思います。 これ、調べてみたんですが、老人クラブで運営していただいている施設ですが、昨年の利用率を見ますと、年間355日も利用され、延べでは2,488名の方が、楽しく、朗らかに過ごされたということを聞いております。これ、いろいろあると思いますけれども、今後の建設計画と設定の方法について教えていただきたいというふうに思います。 それから(2)、今まで2館の施設が建設されました。研修、そして交流内容、利用状況についてでありますが、その内容、パソコンの講座だとか、いろんな講座等もやっておられるようであります。その点、具体的に教えていただきたい。また、女性団体の皆さんの感想だとか、長寿者の方の感想等、管理運営についてもお伺いをいたします。 最後になります。納税組合についてであります。納税組合の現況と今後の見通しであります。簡潔にお伺いいたします。 私ごとでありますが、納税事務については、3年ほど携わったことがあります。本市の納税については、少なからず協力もしてまいりました。端的にお尋ねしますが、納税組合の現況については、組合の数、報奨金額及び取り扱いの割合についてわかる範囲でお答えをいただきたいと思います。 次に、納税組合の今後であります。納税組合に対するこれからの報奨金の削減、廃止の方法、またその影響等について御見解を伺って、1回目の質問を終わります。     (23番 川澄正幸 降壇) ○議長(中根勝美) 開発部長。 ◎開発部長(村井茂) 1の都市基盤の整備について。 初めに、(1)のJR線の高架計画についてお答え申し上げます。JR線の高架化につきましては、現在施工中の岡崎駅西・駅東土地区画整理事業において、都市計画道路羽根町線及び柱町線が立体交差で位置づけられておりまして、また平成2年10月には、駅東西を結ぶ自由通路と岡崎駅の橋上駅舎が完成した経緯を踏まえますと、大変困難な状況でございます。 次に、(2)の東西を結ぶ立体交差についてでありますが、まず羽根町線につきましては、道路幅員が12メートルから20メートルで、鉄道との交差部をアンダー方式で計画しておりまして、これは当初計画と変更はございません。 次に、柱町線につきましては、道路幅員が20メートルで計画しております。そして、鉄道との交差部につきましては、当初事業計画時の地形、技術的な問題等から、オーバー方式の計画でありました。しかしながら、権利者等から、騒音とか日照などの環境悪化等を理由に、アンダー化への強い要望がありました。あわせまして、土木技術の向上によりまして、技術的にもアンダー化が可能と判断しておりまして、現在この方向で検討中でございます。 なお、施行時期につきましては、駅東の区画整理事業の施行に伴う建築物等の移転等を計画的に行いまして、その中で当該道路用地を確保した後、工事に着手してまいります。 それから次に、(3)でございます。岡崎刈谷線の整備でございます。初めに、渡橋の整備につきましては、県が平成7年度に事業着手しておりまして、橋の4車線化と取りつけ道路、合わせまして1.1キロメートルの区間で鋭意今進められておりまして、完成目標は平成14年度と聞いております。 また、岡崎一色線から国道248号線までの約2キロメートルの4車線化につきましては、渋滞緩和のため、早期に計画案の作成と調整を図るように、県に強く要望しております。 続きまして、(4)でございます。南部地域の東西幹線道路網についてでございます。 初めに、交通渋滞の緩和対策でありますが、県事業で、岡崎刈谷線の渡橋の4車線化の工事は、安城幸田線についても、上青野町から土井町の区間で、ちょうど明日、9日の11時、供用開始がされます。また、新事業では、井内新村線や市道下青野国正線の整備をしておりまして、六ツ美地区の東西交通の渋滞緩和を図っております。 次に、将来の交通網の整備でありますが、衣浦岡崎線は、JR東海道線の高架立体化のため、県において用地買収が進められております。 なお、岡崎刈谷線の4車線化の整備などを県へ要望してまいります。 以上でございます。 ○議長(中根勝美) 建築部長。 ◎建築部長(岩田隆) 2の住宅行政について、土井団地の実施計画で3点の御質問にお答えいたします。 まず初めに、建てかえ計画については、先ほど鈴木議員にお答えしたとおりでございますが、入居申し込みの受け付けの制限を行い、実施計画の準備を進めております。建設戸数は、現在実施計画の中で検討する事項でございますが、最近の例を申し上げますと、天神荘の建てかえ事業、伊賀山荘建てかえ事業では、現有戸数程度を建設しております。 それから、2点目の他の公共施設の併設の御質問ですが、道路で二分されます敷地の有効も踏まえて、建設戸数に合った建物、駐車場、公園等の必要面積以外に、空地が出るかどうか、今後の基本設計を進める中で研究してまいりたいと思います。 それから、3点目の中堅所得者向けの特定公共賃貸し住宅を建設するかという御質問ですが、現在伊賀山に建設中の住宅の応募状況がまだ参考になりませんが、ある程度県の指導では、戸数が必要ではないかと考えております。 以上でございます。 ○議長(中根勝美) 水道局長。 ◎水道局長(大山銑二) 大きい3番の水資源についての(1)上水道の現状の中で、現況水源ダムの貯水量についてお答えいたします。 本市に関係いたします水源ダムにつきましては、建設省の管理いたします矢作ダムと愛知県が管理しております羽布ダムがございまして、それぞれの量につきまして、6月7日現在、昨日でございますが、矢作ダムにおきましては、貯水量3,000万立方メートル、貯水率60%でございます。また、羽布ダムにおきましては、貯水量858万5,000立方メートル、貯水率につきましては46.5%と伺っております。 以上でございます。 ○議長(中根勝美) 総務部長。 ◎総務部長(太田美信) 二つ目の庁舎の節水対策でございます。 まず、平成10年8月に本館、北館の全部及び福祉会館の一部の洗面所にケロップ、いわゆる節水ごまを取りつけました。ことしの5月に入りまして、蛇口の閉め忘れ、節水及び衛生面を考慮いたしまして、自動給水栓装置を本館の1階から5階までの洗面所の30カ所に取りつけしました。なお、福祉会館は、建設当初より、1階、2階及び6階の洗面所の21カ所に自動給水栓装置を取りつけ、節水を図っているところでございます。 これらの器具を取りつけた場合の1回当たりの数値的効果でございますが、節水ごまでは250から300ミリリットル、自動給水栓装置では300から400ミリリットル、牛乳瓶2本分となります。これらから庁舎と福祉会館を合わせた全体の節水量は、年間約500立方メートルと計算されます。水道料金と下水道料金を合わせますと、年間約18万4,000円ほどが節約できると踏んでおります。 今後のさらなる節水対策につきましては、便所等の排水の節水を含め、市民の方や職員の意見を聞き、検討してまいりたいと考えております。 ○議長(中根勝美) 市長。 ◎市長(中根鎭夫) いろいろ御回答させておっていただきましたが、私からも一つだけ御回答させていただきます。 川澄議員さん、思い起こしてみますと、当時いわゆる総代会長、総代さんとされまして、私どもに幾つかの御提案をしていただいた記憶が新たによみがえってくるわけでございます。その後におきましては、議員さんとされまして、大変提言を賜る中におきまして、特に南地域の地域発展等に対しまして、大変多くの難しい問題の御議決にも御参加を賜った、こんなことが回顧される次第でございまして、心からお礼を申し上げます。 あわせまして、このたびも申しておられますように、水資源、こういうことに対しましても大変な御関心であるわけでございます。本市にとりましても、水資源という関係等に対しましては、私は、男川水系という恵まれました1市のみが利用しておりますこの水系もあるわけでございまして、今後におきましても、これらの関係と県水との関係等もバランスを見ながら、この水資源の確保に努めてまいりたい。その中におきましても、中水道政策というのは、実は私が当時、30年ぐらい前から大変関心を持ちました政策の一つであるわけでございまして、まだ見るべきものはございませんが、気持ちをかえまして、議論を若干拡張いたしますと、中水道計画とも言い得るところの渇水対策、こういうことも執行していることを申し添えまして、御回答にかえさせていただきます。 ○議長(中根勝美) 教育委員会管理部長。 ◎教育委員会管理部長(鈴木眞秋) (2)の節水対策の中で、公立小中学校の節水ごま、ケロップの使用と節水についてお答えをいたします。 教育委員会におきましては、節水ごまを昭和50年の半ばから、建築する各小中学校の施設の水道の蛇口に取りつけております。正確な節水量はつかんでおりませんが、使用水量の減少には効果が出ておりますので、今後も節水対策に努力していきたいと思います。 以上でございます。 ○議長(中根勝美) 企画部長。 ◎企画部長(鳥田晃) 中水道の関係につきまして、ただいま市長が議員さんに申し上げられましたが、詳細、雨水などの実際の活用状況の御質問がございましたので、お答えをさせていただきます。 まず、雨水としての利用、それから中水としての利用、これらにつきましての施設は、早くから取り組みも一部させていただいておるところでございまして、特に下水道の散策路、これ早川でございますが、平成6年度には建設大臣の受賞を受けまして、そのほか岡崎城のせせらぎ、あるいは渇水期におきますところの樹木、道路の散水での下水道渇水対策施設、そのほか福祉センターにおきますところのふろの浴槽の排水の処理水の再利用、これらが、言われるところの中水の利用としても考えられます。そのほか、雨水の利用の関係につきましては、これは中央総合公園の野球場、総合体育館、保育園、あるいは市民病院など、これらの雨水の屋根で受けました雨水を再利用させていただくなど、環境基本計画、あるいは21世紀プランの取り組みの中にも、本市としては中水的な雨水、あるいはまた中水処理水の利用を掲げております。 状況は以上でございますので、御理解いただきたいと思います。 ○議長(中根勝美) 社会部長。 ◎社会部長(武藤勝義) さわやか交流館につきましてお答えをさせていただきます。 平成12年度中に建設予定でございますが、羽根、本宿、細川、六名、矢作南、六ツ美中部の6館を、学区市民ホームに併設いたしまして建設を進めてまいる予定でございます。 また、選定方法といいますか、建設に当たりましては、市に登録されました学区女性団体の活動状況、また学区市民ホーム、老人いこいの家の利用状況、また学区人口等の利用、活用の方向を見定めながら、建設用地の状況、地域のバランスなどを総合的に勘案しながら、順次進めてまいりたいと考えております。 次に、既設であります井田、矢作北の2館の研修内容などの御質問でございます。平成11年度に行いました研修実績でございますが、井田のさわやか交流館では、樹木の剪定初級編、これを3講座、矢作北さわやか交流館では、パソコンセミナーを3講座、それぞれ定員20名といたしまして実施してまいりました。大変好評のうちにそれぞれの講座を終わったわけでございます。 感想ということでございますけれども、受講された方からは、全員アンケートをいただきまして、この中では、樹木の剪定では、中級も、また秋にも行ってほしいという声も聞かれました。また、パソコンセミナーの方では、女性の方から、積極的に生かしていきたい、また主人と子供との共通の会話ができるようになったというような感想もいただいておりますし、長寿の方からは、引き続き2回3回と行ってほしい。そんな声も聞かせていただいております。 既設2館の利用状況につきましては、長寿者室、それから女性団体室、研修室を合わせまして、延べ3,878人の方に御利用をいただきました。 また、さわやか交流館の管理と運営につきましては、地域の住民の方で組織していただいております運営委員会の方に委託をさせていただいております。 以上でございます。 ○議長(中根勝美) 税務部長。 ◎税務部長(河合肇) 納税組合の現況と今後の見通しについてお尋ねでございます。 まず、現況から申し上げますと、組合員の数でございますが、12年度における納税組合数は全体で376組合、そのうちの80組合が回覧のみの組合でございます。 次に、納税組合が取り扱われた市税の報奨金額についてでございますが、11年度実績で申し上げますと、9,416万5,449円でございまして、市税全体に占める徴収、納税組合での取り扱い割合でございますが、平成10年度実績18.3%、平成11年度は18.強を見込んでおるところでございます。 次に、今後の見通しについてでございますが、さきの12月定例議会で議決を得て、本年7月1日より個人情報保護条例が施行されることによりまして、一層のプライバシー保護を図ることが急務になってまいりました。さらに、報奨金の交付につきましても、諸問題が提起されており、事務経費相当額以外につきましては、自治体独自の基準を定めて補助金を交付することについて違法とする判例の影響を受けまして、全国的に廃止傾向にございます。県下31市におきましても、本市以外、3市だけが報奨金を交付しておりますが、3市とも削減、廃止の予定と聞いております。 したがいまして、本市においても、報奨金の交付事務の見直しが余儀なくされました。しかしながら、報奨金の廃止による各町への影響を考慮いたしまして、慎重に検討を重ね、段階的な削減方法といたしまして、12年度より納税組合が取り扱うことに同意をいただくことを前提にいたしまして、12年度につきましては、周知期間といたしまして、報奨金額の全額と、13年度より25%、14年度が50%、15年度が75%と、段階的に削減、廃止をしていく考えでございます。報奨金廃止により、いろいろな御意見があろうかと思いますが、個人情報保護と納税貯蓄組合法の本旨を御理解賜りますようお願いいたしまして、回答にかえさせていただきます。 ○議長(中根勝美) 暫時、休憩いたします。             午後4時11分休憩--------------------------------------             午後4時20分再開 ○議長(中根勝美) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 23番 川澄正幸君。 ◆23番(川澄正幸) それぞれ質問に対して御回答をいただきましてありがとうございました。また、市長にはお言葉をいただいて大変恐縮しております。 それから、大変失礼ですけれども、ちょっと都市基盤の2点目の東西を結ぶ立体交差ですね、今度は全部アンダーだということのようであります。これも該当がなければ結構です。要望として聞いてください。いずれにしましても、長い年月が経過をしておるわけであります。とりわけ地域の方も大変早くできないかというような要望もあるわけでありまして、施工の時期はそれぞれ区画整理の引き継ぎの関係、難しい問題があるわけで、その面は十分承知をしております。したがって、早く区画整理の方も優先的に道路敷地においては完結をして、道路敷地を確保していただいて、1本でも早く実施計画を立てて、道路は形としてできればなと、そんなことを思っておるところでありますので、よろしくお願いをいたします。 議長さんが休憩でちょっと時間があります。少し要望であります。 次に、私も何回もこの場で質問をしました土井住宅でありますけれども、大変あそこは御案内のとおり、立地条件が極めて複雑になっております。したがって、計画ですと、今の現況の戸数ということであれば、分断された土地の方もある程度何とかなるかなと、そんなことを思い、これから地域の、そしてまちづくりを入れた中で御計画していただけら大変ありがたいと、そんなふうに思っております。 それから、中水であります。やはり先ほども公共下水においては、早川の水辺を楽しむ、いわゆる水環境のよいところということも話がありました。したがって、私も農業でありますので、例えば野菜だとか、そういう植物に水をやるのは極力そういった雨水、いわゆる川の水を使っているところでありますので、今から大変ありがたいことには、下水がこれから完備をしてまいります。したがって、そうなりますと、どうなるかというと、そういった中小河川にも水が見られなくなるんじゃないかなと、これも要望です。それで、何とかそういった方法も、今後、岡崎の将来を考えて、そのことも御検討が願えたら大変ありがたいと、そんなことを思います。 それから、さわやか交流館でありますけれども、高齢化社会、そして健康なお年寄り、いわゆる健康寿命が世界一と言われておる我が国であります。そういったことで、お元気な長寿者、そして女性の方がここを拠点にして交流をしていただく。それから、今までのお年寄りの方は集った中で、いろんな団らんをした中で、難しいことは余り好まれん方もあるかと思います。したがって、そういう場合にも、気軽に交流館でお話ができたり、団らんができたり、そういったことも御配慮の中に入れていただいたらいいかなと、そんなことを思っております。 以上で質問を終わります。 ○議長(中根勝美) お諮りいたします。 本日の一般質問はこの程度にとどめたいと思います。 これに御異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) ○議長(中根勝美) 御異議なしと認めます。 よって、明9日午前10時再開することとし、本日はこれにて延会いたします。大変御苦労さまでございました。             午後4時24分延会 地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。         議長   中根勝美         署名者  木全昭子         署名者  伊奈秀兼...